志田信也公益社団法人認知症の人と家族の会介護保険・社会保障専門委員会委員長

2026年6月16日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 75 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 88 発言)

ありがとうございます。

この包括報酬の制度というのは、今委員おっしゃったように、平成十八年の、当時、新予防給付と呼んでいましたけれども、要支援一、要支援二の方々の部分が、デイサービスだとかが月額包括報酬になったわけです。そこで起きたことが、それまで必要な回数が利用できていたのに、なぜか分からないけれども、要支援一の人は週一回、要支援二の人は週二回というような、それが基準で決まっているわけでないのに、そういうふうになってしまった。

そして、その後、月額包括報酬のサービスは、地域密着型サービスの小規模多機能居宅介護事業所又は定期巡回等々出てきましたけれども、全てにおいて、やはり先ほどもほかの参考人の方がおっしゃっていましたけれども、どうしても月額で報酬が決まっていますので、事業者、サービスを提供する側というのは、サービスを少なくすれば少なくするほど、もうかると言ったらおかしいですけど、事業的にはプラスになるという方向に行きます。反対に、利用者側は使えば使うほどお得になる、サブスクみたいな形ですね、そういうことになるわけですけれども、そういった関係で、衆議院の方の委員会でも利益相反関係にある制度だから非常に問題があるんじゃないかということで附帯決議が付いたように記憶しておりますけれども、これは、選べるのは、事業者が選べるんですよ、事業所側が。利用者が選べるんじゃないんですよ。

ということは、利用する側には選択がなくて、事業者は当然包括性を選ぶわけですよね。そうした場合の利用者にとってのそのデメリット、これがどうやって解消できるのかということを要するにお示しいただいた上でないと、これは到底利用する側としては納得がいかない内容になるんじゃないかなというふうに思っております。

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