黒田秀郎厚生労働省老健局長

2026年6月11日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 27 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 133 発言)

今回の特定地域居宅サービス等事業でございますが、中山間・人口減少地域におきましては、高齢者人口の減少に伴うサービス需要の縮小、季節による繁閑の激しさ等から、年間を通じて安定的な運営が難しくてサービス基盤の維持に当たって課題がある、こうしたことを受けたものでございます。

この事業の前提といたしまして、先ほど議員も御指摘くださいましたが、包括的な評価の仕組みを導入可能な、月単位の定額報酬を可能とする特定地域サービスというものをまず導入をいたします。これは、繰り返しになりますが、月単位の定額報酬も導入可能なものとして、新しい給付の類型として新設をするものでございます。

委員御指摘のその事業につきましては、この特定地域サービスの仕組みを前提として、こうした仕組みを活用してもなおサービス提供体制の維持が困難なケースに対応するため、市町村が介護保険財源を活用して、給付に代えて事業を実施できる新たな仕組みとして創設をするものでございます。

お尋ねの委託料の考え方でございますが、まず、その前提となる特定地域サービス、給付の方でございますが、これまでの各サービスは全国の平均的なコストというものを算定をしながら報酬の設定をしておりましたが、今回の特定地域サービス、給付の方は、中山間・人口減少地域に特化した仕組みとして設けますので、その地域におけるサービスの提供の実態をベースにした報酬設定がまず行われます。これを前提といたしまして、委託料につきましては、特定地域サービスの包括的な評価、定額報酬を基礎とした上で、通常の圏域を越える移動経費等、掛かり増しの経費ということになりますが、等を含めて事業費として支払うことを可能とする。つまり、定額報酬をベースにしながら、通常の圏域を越える移動経費等を含めて、それを言わば加えた形で事業費として支払うことを可能とするということを検討しております。

今後、法案をお認めいただけましたならば、これらの具体的な内容について、現場の意見を丁寧に伺いながら、関係審議会において議論をしながら具体化を進めてまいると、このように想定しております。

前後のやりとり

23の発言を見る

31の発言を見る