ありがとうございます。
私どもも二〇一一年に調査をしたことがあるんですけれども、このときの調査で、がんの患者さん、働く世代のがんの患者さんが受療による労働損失と、それから仕事を失う、三人に一人というのがこのときは状態でしたので、両方を足し算すると、年間で一兆一千四百二十四億円のお金が毎年毎年失われているということが分かっておりました。
ですので、やはりこの予算のことを、この失われているお金のことを考えても、やっぱり就労支援に対してしっかり投資をしていくということは非常に重要なことだと思っていますし、社会保障全体として考えるときにも、こういう薬の薬効というか効き目というようなところもしっかり考えて議論をしていくことが大事なんではないかなと思っています。
また、患者の中では、なかなか動くことができなくなっている、それが今の障害者の手帳の中ではなかなか評価がされにくいというような問題があります。
こうしたところ、今議論の中で準障害者という、少しランクを落として働き方の質というようなところでもっと組み入れていけないかということで、今難病の患者さんたちも幾つかスタートしているかと思っています。例えば、自治体の中で雇用をするときに、準障害者の方、難病の方を雇用しましょうということをしっかり定めて、そして雇用をしていくということを促進しているところもあります。そうした取組というものがこれから必要なんではないかなと思っています。
まだ、日本の中には失われて眠っている労働力というのがたくさんあると思っていますので、是非こうしたところも配慮をいただければと思っております。
67
宮出千慧(参政)
ありがとうございます。本当にそのとおりだと思います。
全体の制度設計を見直すべきだとすれば、今本当に欠陥が多いと思いますので、先生が理想とするこの高額療養費制度の姿であったり、あるいはこの医療保険制度全体の改革の方向性について、簡潔にお考えをお聞かせいただければと思います。
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68安安藤道人立教大学経済学部経済学科教授
ありがとうございます。
医療保険制度全体というとかなり話が大きくなりますので、高額療養費あるいは医療費負担上限だけに関して申しますと、図一で、私の資料の三ページの図一のところで薄めに、月収の一〇%(目安)というのが書いてあったり、あと、今日もお話のところで最後、例えばドイツは年収の二%だと、二%は難しいという話をちょっとしましたけれども、やはり高額療養費制度を、日本のこれまでの医療の伝統やあるいは制度、そういった在り方を踏まえて現実的なところ、落としどころというのを考えていくと、やっぱり今もう既に所得に応じた負担みたいなものにはなっていますので、それは…
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69
宮出千慧(参政)
大変参考になる御意見、ありがとうございました。
続きまして、桜井参考人にお伺いをいたします。
本当に働き盛りのときにがんを罹患されたということで、その後は患者さんやその御家族の支援活動を続けられてこられたということで、本当に頭の下がる思いでございます。
参考人が様々書かれている中に、がんとの共生という言葉もありました。私の知り合いにも、やはり闘病のために、何か月間も闘病するということで、実際、本当、仕事ができなくなって辞めてしまったという方もおられたんですけれども、そうでない治療方法をされている方については、この治療と就労の両立が本当に可能になるた…
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- (上の発言)
70桜桜井なおみ一般社団法人全国がん患者団体連合会副理事長
ありがとうございます。
私どもも二〇一一年に調査をしたことがあるんですけれども、このときの調査で、がんの患者さん、働く世代のがんの患者さんが受療による労働損失と、それから仕事を失う、三人に一人というのがこのときは状態でしたので、両方を足し算すると、年間で一兆一千四百二十四億円のお金が毎年毎年失われているということが分かっておりました。
ですので、やはりこの予算のことを、この失われているお金のことを考えても、やっぱり就労支援に対してしっかり投資をしていくということは非常に重要なことだと思っていますし、社会保障全体として考えるときにも、こういう薬の薬効というか効き目というようなところもしっかり考えて議論をしていくことが大事なんではないかなと思っています。
また、患者の中では、なかなか動くことができなくなっている、それが今の障害者の手帳の中ではなかなか評価がされにくいというような問題があります。
こうしたところ、今議論の中で準障害者という、少しランクを落として働き方の質というようなところでもっと組み入れていけないかということで、今難病の患者さんたちも幾つかスタートしているかと思っています。例えば、自治体の中で雇用をするときに、準障害者の方、難病の方を雇用しましょうということをしっかり定めて、そして雇用をしていくということを促進しているところもあります。そうした取組というものがこれから必要なんではないかなと思っています。
まだ、日本の中には失われて眠っている労働力というのがたくさんあると思っていますので、是非こうしたところも配慮をいただければと思っております。
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宮出千慧(参政)
すごく貴重な御意見、ありがとうございます。
本当に、病気になってもしっかり働くことができるというのは、本当に社会に居場所があるということにもなるかと思いますので、しっかりと勉強させていただきたいと思います。
本日はありがとうございました。
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72
白川容子(共産)
日本共産党の白川容子です。
三人の参考人の先生方、本当に本日はお忙しい中、ありがとうございます。
三人の皆さんに質問をさせていただきたいと思いますが、まず、城守参考人にお伺いをしたいと思うんですけれども、私、先生のおっしゃった必要かつ適切な医療、保険診療により確保をするという、このことをこの場で改めて確認をしておきたいというこのお言葉に、本当にすごく大切なことだなというふうなことを思ったわけなんです。
国民皆保険のこの理念の下では、医師が治療で必要と判断したものは、原則ひとしく保険給付にすることになっています。そういう考え方の下で、先生が改めてこの…
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73城城守国斗公益社団法人日本医師会常任理事
現在、様々な審議会等において様々な議論がされているわけですが、特に無価値医療とか低価値医療という言葉がばっこしているといいますか、我々医療者にとってみると不必要な医療というものは提供していることはないわけでして、我々が提供している医療は、医療保険制度において成り立っている、認められている技術を提供しているわけですね。
それは、中医協であったり、ないしは薬事審議会等においてしっかりと承認をされたものですから、それは患者さんにとって有効性、安全性がしっかりあるという技術、薬剤でございますので、そういうものに対しては保険でしっかりと提供するということが基本的…
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