お答えいたします。
協会けんぽは私ども大変重要な仕組みだというふうに思っておりますし、また、その保険、今回の法改正でも保険事業に取り組むなど、この協会けんぽの機能強化を図ろうとしているところでございます。
その上で、近年、堅調な保険料収入などを背景に健全な財政運営が定着し、準備金が相当程度積み上がっていることも踏まえまして、協会けんぽとして今年度から三十四年ぶりに平均保険料率を〇・一%引き下げました。一〇%から九・九%に引き下げます。
それと同時に、本法案では、現行の国庫補助額を減額する措置、特例減額について、減額幅を更に上乗せする時限的な措置を盛り込んでございます。この時限的な措置は、現行の国庫補助額を減額する措置が開始した平成二十七年度以前の剰余金のうち、剰余金、単年度収支差がプラスとなった平成二十二年度の翌年度である平成二十三年度から平成二十六年度までの間、現行の特例減額が行われていたと仮定した場合の控除額を基に、国庫補助一六・四%分に相当する総額約千五百億円について国庫支出額から追加的に差し引く法律上の新たな措置でございまして、本措置が財政に与える影響を平準化する観点から、三年間の時限措置として各年度約五百億円を追加的に国庫支出額から差し引くこととしてございます。
今回の措置は、現行の特例減額と同様の考え方に基づく言わば現行の延長線上の対応と、このように考えています。
330
天畠大輔(れいわ)
代読します。
大臣、再び通告なしで恐縮ですが、伺います。
そのドラッグストアでは、電卓を片手に病院とドラッグストアの負担を見比べている人もいました。大変不安そうな表情でした。特に常備薬は日々の暮らしに直接影響しますので、OTC類似薬の保険給付見直しは多くの人々の心に影を落としていると考えています。
大臣はその姿をどう受け止めるでしょうか。もう一度御答弁お願いいたします。
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331
上野賢一郎(自民)厚生労働大臣
繰り返しになって恐縮でございますが、この法律による制度の見直しがあった場合に、ドラッグストアを始めとして関係する皆さんにどういう影響があるかということは注視をしていく必要があると考えています。
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332
天畠大輔(れいわ)
代読します。
ありがとうございます。
やはり、この法案は一旦立ち止まってじっくり考え直すべきだと考えています。法改正によるOTC類似薬服用によってどのような効能の変化が現れるのか、家計への負担が実際にどのように変わるのか、それはそのときそのときで変わり、それに適切に対応していくのが保険医療であり、だからこそ公的医療が公的資金で保障されているのではありませんか。
政府の姿勢は、類似薬なんだからドラッグストアで買ってもいいじゃないか、まずは保険給付を見直して自己負担五割からスタートだなどという極めて乱暴なやり方だと思います。
しかも、本法案による保険…
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- (上の発言)
333間間隆一郎厚生労働省保険局長
お答えいたします。
協会けんぽは私ども大変重要な仕組みだというふうに思っておりますし、また、その保険、今回の法改正でも保険事業に取り組むなど、この協会けんぽの機能強化を図ろうとしているところでございます。
その上で、近年、堅調な保険料収入などを背景に健全な財政運営が定着し、準備金が相当程度積み上がっていることも踏まえまして、協会けんぽとして今年度から三十四年ぶりに平均保険料率を〇・一%引き下げました。一〇%から九・九%に引き下げます。
それと同時に、本法案では、現行の国庫補助額を減額する措置、特例減額について、減額幅を更に上乗せする時限的な措置を盛り込んでございます。この時限的な措置は、現行の国庫補助額を減額する措置が開始した平成二十七年度以前の剰余金のうち、剰余金、単年度収支差がプラスとなった平成二十二年度の翌年度である平成二十三年度から平成二十六年度までの間、現行の特例減額が行われていたと仮定した場合の控除額を基に、国庫補助一六・四%分に相当する総額約千五百億円について国庫支出額から追加的に差し引く法律上の新たな措置でございまして、本措置が財政に与える影響を平準化する観点から、三年間の時限措置として各年度約五百億円を追加的に国庫支出額から差し引くこととしてございます。
今回の措置は、現行の特例減額と同様の考え方に基づく言わば現行の延長線上の対応と、このように考えています。
334
天畠大輔(れいわ)
代読します。
今の御答弁は、補助を減額する意義ではなく、判断根拠を説明されただけだと思います。協会けんぽは、先ほど申し上げたとおり、加入者の多くが中小零細企業の従業員とその家族であり、まさに日本における最大のセーフティーネットの土台です。公的資金を投入して基盤を安定させるのは当然にもかかわらず、準備金が法定準備金を上回っていた時期があったのだからその分を今返せというのは乱暴です。セーフティーネットが何のために世の中にあるのか分からなくなっています。
今回の措置は令和八年度から十年度の時限措置でありますが、時限措置終了後の国庫補助の在り方はどのように考…
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335間間隆一郎厚生労働省保険局長
お答えいたします。
今回の時限的な措置の終了後の今後の国庫補助の在り方については、今回の措置が終了する令和十年度末までの間において、今回の料率引下げや時限措置、また賃金上昇率や医療給付費の伸びを踏まえた中長期的な保険財政への影響を総合的に勘案しつつ、改めて検討していく考えでございます。その意味で、今委員から御指摘のあったような、じゃ、そのときどうするのかということについて、現時点で予断を持った形でお答えすることは難しい点は御理解をいただきたいと思います。
その上で、協会けんぽは被用者保険の最後のとりででございます。安定的な財政運営を講じていくことが重…
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天畠大輔(れいわ)
代読します。
最後に、大臣に伺います。
海で溺れている人にためらわず差し出されるのが救命浮き輪です。しかし、助かった後にあのときの浮き輪の代金を払えというようなものが今回の措置ではないでしょうか。結局、準備金残高に着目した場当たり的な対応であり、国民の三分の一が加入する基幹的健康保険のセーフティーネットとしての機能を著しく毀損するものではないかと考えていますが、大臣、いかがでしょうか。
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