お答え申し上げます。
事業再構築補助金は、先ほど大臣からも御答弁がありましたけれども、コロナ禍という前例のない状況下において厳しい状況に置かれていた中小企業の早期の事業転換を図ることを目的として、中小企業に可能な限り迅速に補助金をお届けする必要がありました。
このため、例えば具体的には交付決定前の事前着手といったものを認めるなど中小企業の早期の事業転換を支援する必要があったものの、こうしたものは他の補助金には通常ない要請でございまして、その業務量や事務局で構築すべき体制の予測が非常に難しかったということが現実にございます。
加えて、事業開始当初は新型コロナ感染拡大のために外出自粛等の行動制限がありまして、通常の補助金では行っています現地調査、現地検査等を十分に行うことが難しかったことが原因で、結果として不適切な事案が発生してしまった、こういったことを非常に反省すべき点として挙げてございます。
他方、今般、会計検査院からも御指摘も踏まえまして、経済産業省としましても、中小機構及び事務局から定期的に業務の遂行状況の報告を受けつつ、さらに、現地検査体制の強化も行いました。そして、その結果、それと加えまして、審査工程間で縦割りがありましたので、そうしたものを排除しまして、しっかりと現地検査で不正事案があれば見付かるといったような執行体制の構築を行いながら、日々改善を行っているところでございます。
こうしたことに取り組みながら、引き続き、後継の補助金も含めまして、効果的、効率的な事業者支援が行えるように取り組んでまいりたいと考えてございます。
32
岸真紀子(立憲)
既に発覚している過大交付額というのは返還されているのでしょうかというところが疑問です。
指摘された中には、二四年春に再構築事業としてキャンプ場の新設工事を約四千百六十四万円で外注したとする実績報告書を基に補助金を受給していましたが、実際には外注せずに同社の社員が工事などを行って、外注先との契約書は虚偽の資料であったと、こういったこともありました。
さらに、申請前から取引があったように装うために、外注先に一度支払った上で架空の工事費名目でキックバックを受けていたものまであったと。こういった悪質なことへの対応も含めて、どのようにされるのか、お答え願います…
この発言のページ
33山山崎琢矢中小企業庁経営支援部長
お答え申し上げます。
会計検査院から、今般、不当事項として二十の、先生もおっしゃいましたが、補助事業者による補助金の不正受給について指摘を受けたところでございます。これを受けまして、中小企業基盤整備機構では、不正を行っていた事業者に対しまして交付決定を取り消しまして、既に一部につきましては全額返還を受けているところでございます。
今後も順次補助金返還を請求していくとともに、偽りや不正手段で補助金を受けた事業者のうち、特に悪質性が高い事業者名につきましては公表を行うといったようなことを行いまして、不正事案には厳正に対処してまいりたいと考えてございます。
この発言のページ
34
岸真紀子(立憲)
ありがとうございます。
本当に必要な方に届くためのものが残念ながら悪用されたということは、やっぱり許してはならないと考えます。
そこで、新聞記事によりますと、パソナはピーク時には数千人規模で審査をしていたとされていますが、膨大な審査数で、大臣も先ほど言っていましたが、膨大な審査数で、かつ早期交付を、まあそのときの状況がやっぱり大変な状況なので早く交付してほしいという、いろんな相当なプレッシャーを受けたとありましたが、事業の見込みが甘かったのではないか、そして実務を担う体制等も含めて問題があったということではないかと考えますが、その点について経産省とし…
この発言のページ
- (上の発言)
35山山崎琢矢中小企業庁経営支援部長
お答え申し上げます。
事業再構築補助金は、先ほど大臣からも御答弁がありましたけれども、コロナ禍という前例のない状況下において厳しい状況に置かれていた中小企業の早期の事業転換を図ることを目的として、中小企業に可能な限り迅速に補助金をお届けする必要がありました。
このため、例えば具体的には交付決定前の事前着手といったものを認めるなど中小企業の早期の事業転換を支援する必要があったものの、こうしたものは他の補助金には通常ない要請でございまして、その業務量や事務局で構築すべき体制の予測が非常に難しかったということが現実にございます。
加えて、事業開始当初は新型コロナ感染拡大のために外出自粛等の行動制限がありまして、通常の補助金では行っています現地調査、現地検査等を十分に行うことが難しかったことが原因で、結果として不適切な事案が発生してしまった、こういったことを非常に反省すべき点として挙げてございます。
他方、今般、会計検査院からも御指摘も踏まえまして、経済産業省としましても、中小機構及び事務局から定期的に業務の遂行状況の報告を受けつつ、さらに、現地検査体制の強化も行いました。そして、その結果、それと加えまして、審査工程間で縦割りがありましたので、そうしたものを排除しまして、しっかりと現地検査で不正事案があれば見付かるといったような執行体制の構築を行いながら、日々改善を行っているところでございます。
こうしたことに取り組みながら、引き続き、後継の補助金も含めまして、効果的、効率的な事業者支援が行えるように取り組んでまいりたいと考えてございます。
36
岸真紀子(立憲)
ありがとうございます。次の質問の一部を答えていただいた感もありますが、通告をしておりますので、そのまま質疑を続けます。
この補助金は、結果として不正の温床となってしまったという感が否めません。効果検証はしているのかというのと、事業化している状況等に関する報告が残念ながら適切に行われていなかったことがこの検証に与えた影響であったと思うので、その改善策も含めて再度お伺いいたします。
この発言のページ
37山山崎琢矢中小企業庁経営支援部長
お答え申し上げます。
この補助金の支援先には、コロナ禍で苦しい経営状況に陥って、補助金を初めて受給する中小企業・小規模事業者も多くございました。
したがって、一部の事業者から、委員御指摘のように、事業化状況に関する誤った報告が行われまして、本事業の適切な効果検証の分析を妨げる結果となったことは大変遺憾でございます。事業の趣旨にのっとった事業化状況の報告を促すためのガイダンス、さらにはマニュアル、こういったものが不十分だったということも一因でありまして、今後真摯に取り組むべき課題だと考えてございます。
このため、今後、今後というか現在行っていることで…
この発言のページ
38
岸真紀子(立憲)
大臣、こういった大規模かつ迅速な対応が求められる補助金であったとしても、当然ながら適切な審査等が行われるべきであるということは改めて指摘しておきます。
中小企業等事業再構築補助金は二〇二五年の三月をもって終了しましたが、現在は後継の中小企業新事業進出促進補助金というものがその役割を担っていると承知しております。この後継事業は中小企業基盤整備機構がまた担っているということもありまして、これ、この後も大丈夫なのかということで確認をさせてください。大臣として、こういった不適切な事態を二度と起こさないようにするための取組、そしてお考えをお伺いいたします。
この発言のページ