奥田ふみよ (れいわ新選組)

2026年5月27日・第221回国会 参議院 決算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 217 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 227 発言)

ありがとうございます。大臣のお気持ちは分かりましたが、やはりどうしてもその動きが生ぬるいというふうに思うんです。

この体育館の冷暖房の問題は、何も子供たちのためばかりではありません。今国会で防災庁設置法案が審議されております。地震や台風、豪雨などの災害時での避難所として、この体育館での避難が最も多いですよね。学校の体育館は、地震や台風、豪雨のときに地域住民が避難する場所になっています。能登半島沖地震や東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨などで、被災者が一週間以上、長い場合は数か月単位でこの体育館での生活を余儀なくされました。

私は、去年の八月に能登半島地震で被災をした大谷地区を訪れました。そこで出会ったおばあちゃんの話が今でも忘れられません。私は命からがら体育館にたどり着いたんだけど、寒くて寒くて、それであんた、段ボールで雑魚寝だよ、天変地異の地獄の後にだよ、第二の地獄だよこれは、もう死んだ方がましかと思ったね。そういう声でした。

冷暖房のない体育館で、しかも段ボールを床に敷いての雑魚寝です。プライバシーも何もあったものではありません。しかも、十分な食料の支給もなかったんです。真夏や真冬に何週間もこのような体育館で過ごす。お年寄り、そして赤ちゃん、病気を抱えた方がそこで寝起きをする。これがどれだけ過酷か想像していただきたいんです。

避難生活で更に体を壊し、亡くなった方もいる。災害関連死という言葉があります。直接の被害では助かった、でも愚劣な環境、避難環境で命を落とす。その一因が体育館の環境の悪さにあるのは明らかではないでしょうか。人災としか言いようがありません。国が本気で国民を守らない、政府による人災です。避難所になる体育館の七割以上に冷暖房すらない。これで本当に災害に強い国づくりと言えるのでしょうか。防災の司令塔である内閣府は、この現実をどう受け止めていらっしゃるのでしょうか。お尋ねします。

今後、防災庁設置以降、国は体育館の冷暖房完備に助成金を出すと言っておりますが、体育館一棟に冷暖房を完備するの、一体幾ら掛かりますか。

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