魚谷敏紀水産庁増殖推進部長

2026年7月16日・第221回国会 参議院 環境委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 44 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 137 発言)

お答えいたします。

大量へい死や不漁などの現象につきましては、国や都道府県、研究機関や学識経験者が連携をして原因究明や調査を進めているところでございます。原因につきましては、地域や対象種によりまして、高水温や栄養塩の不足、過密養殖、他の生物による食害の影響などがそれぞれに指摘されております。

幾つか事例を申し上げますと、瀬戸内海を中心とした昨年のカキの大量へい死につきましては、国の研究機関である水産研究・教育機構も参画する有識者会議、これは広島県が主催するものでございますが、この有識者会議において、高水温、高塩分、貧酸素水塊といった外的要因と、少雨による成熟状態の長期化といった内的要因が複合的に作用したためであるという暫定意見が出されております。また、広島県では適切な養殖密度の検討を行っており、水産庁としてもしっかりとこの取組を進めていただきたいと考えております。

ノリにつきましては、過去の水産庁の委託調査事業において、瀬戸内海では海水中の栄養塩類の不足等が品質の低下、いわゆる色落ちを引き起こしていると分析しており、その他、魚類や鳥類による食害も深刻な影響を及ぼしているとされております。

アサリにつきましては、愛知県が設置し水産庁も参画している栄養塩管理検討会議において、伊勢湾及び三河湾においては、アサリの餌となる植物プランクトンの減少によりアサリの肥満度が低下し、秋から冬の時期に大量減耗が生じる等、餌不足が資源減少の要因の一つとなっているとの報告書が取りまとめられております。

前後のやりとり

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