中尾豊環境省大臣官房地域脱炭素推進審議官/環境省環境再生・資源循環局太陽光パネルリサイクル制度グループ長

2026年5月28日・第221回国会 参議院 環境委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 14 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 176 発言)

我が国は資源の多くを海外に依存していることから、委員御指摘のとおり、使用済製品からのリサイクルを推進し、国内の製造業等において再生資源として循環させていくことが非常に重要であると考えてございます。

まず、太陽光パネルの重量の約六割を占めるガラスにつきまして、再生ガラスの用途は主に路盤材やグラスウールが多いところ、今後、再生ガラスの質の向上を図り、用途の拡大も進める必要があると考えてございます。

日本の大手ガラスメーカーは既に板ガラスへの水平リサイクルを実用化してございまして、今後、多量の太陽光パネルを板ガラスにリサイクルするためには、除去技術、さらに、太陽光パネルのガラスに含まれるアンチモンにより再生ガラスに発色が生じることといった課題を解決する必要があると考えてございます。

こうした課題の解決のため、現在環境省では、ガラス中のアンチモンを回収する研究開発の支援を開始したところでございます。また、カバーガラスに残存する異物を除去するための高度選別に係る技術実証なども支援しているところでございます。

また次に、銀につきましてでございますけれども、銀につきましては、回収することにより収入源となると、有価で売れるということで承知してございます。現状、ガラスとセルを分離するリサイクルを行う事業者は、セルを製錬業者に譲渡し、そこで銀が回収される場合が多いと承知してございます。

シリコンにつきましては、海外においてリサイクルの実用化に向けた研究開発などの取組が進められていると承知してございます。我が国におきましても、NEDOにおきましてセルからシリコンなどを分離するプロセスの開発、実証を進めているほか、環境省においても新たなリサイクル技術の確立に向けた研究開発を開始しているところでございます。

引き続き、研究開発の支援を進めるとともに、経済安全保障の確保に貢献する金属資源等の再資源化に対する投資促進支援として措置している四百十億円の予算も活用いたしまして、実証事業や設備導入への支援を行ってまいりたいと考えております。

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