一九三・五%、少し違いますけれども大して変わらないです。それで、具体的にどの程度まで引き下げるかというお答えはありませんでした。
ただ、今回の成長戦略、三百七十兆円の官民投資が大成功して、GDPが仮に、骨太方針にも書いてあるとおり、二〇四〇年度に千百兆円になったとしましょう。でも、今回示されている政府の将来の予測によれば、千百兆円のときの債務残高は大体千九百兆円なんですよ。つまり、GDPも増えるけれども債務残高も増えるので、結局一七〇%ぐらいというのが政府の自ら出している予測です。これは、ドイツや英国の水準、あるいは、財政学者は九〇%ぐらいが理想だと言っていますけれども、かなり高い数字なんですね。
しかも、GDPの増加あるいは長期金利の上昇によってこの数値は変わってくるわけですけれども、いずれも政府はコントロールできません。すなわち、安定的な引下げというのは、あくまで希望的な観測にすぎないわけです。国債を買う内外の投資家の信頼を得られなければ、国債が暴落して長期金利が急上昇するリスクもあるわけです。現に、高市政権になって長期金利は急上昇して、一時は二・九%までなりました。
今回の予算における利払い額は十三兆円となっていますが、これは長期金利三%を前提としたものです。もし今後、長期金利が三%を大きく上回って推移した場合、利払い額は予算をオーバーして、補正予算が必要となります。こうしたリスクも考えた上で、政府がコントロールできない債務残高対GDP比という目標だけでなく、政府がコントロール可能なプライマリーバランスや財政収支も財政運営の目標とすべきと考えますが、いかがでしょうか。
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
先ほどお答えしたとおり、日銀法三条に従っております。
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階猛(中道)
それでは、今の点を確認した上で、財政の持続可能性についてもお尋ねしたいと思います。
骨太ショックのもう一つの要因として、政府の財政運営方針への不安があると思います。
今回の骨太方針で初めて、財政健全化の文言がなくなりました。また、基礎的財政収支、プライマリーバランスの黒字化にこだわらず、国と地方の総債務残高対GDP比の安定的な低下を財政運営の目標の中核にしたということであります。
この総債務残高対GDP比、一般の方には何のことだかよく分からないと思いますので、ちょっと分かりやすく図に示してみました。日本とイギリスとドイツの今申し上げた債務残高対GD…
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
階委員がお示しいただいたこのグラフでございますが、これは一般政府ベースでございますね。社会保障基金も合わせたものでございます。私どもが基準にしているのは現在の国、地方の総債務残高でございますので、千二百四十三・二兆円、そして総債務残高対GDP比は一九三・五%というのが現状でございます。
私どもが考えておりますのは、やはり今を生きる国民と未来を生きる国民の双方に責任を果たさなきゃいけませんから、財政運営の目標というのは、国、地方の総債務残高対GDP比を安定的に引き下げることを中核と位置づけます。成長率の範囲内に債務残高の伸び率を抑えます。この中核となる目…
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- (上の発言)
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階猛(中道)
一九三・五%、少し違いますけれども大して変わらないです。それで、具体的にどの程度まで引き下げるかというお答えはありませんでした。
ただ、今回の成長戦略、三百七十兆円の官民投資が大成功して、GDPが仮に、骨太方針にも書いてあるとおり、二〇四〇年度に千百兆円になったとしましょう。でも、今回示されている政府の将来の予測によれば、千百兆円のときの債務残高は大体千九百兆円なんですよ。つまり、GDPも増えるけれども債務残高も増えるので、結局一七〇%ぐらいというのが政府の自ら出している予測です。これは、ドイツや英国の水準、あるいは、財政学者は九〇%ぐらいが理想だと言っていますけれども、かなり高い数字なんですね。
しかも、GDPの増加あるいは長期金利の上昇によってこの数値は変わってくるわけですけれども、いずれも政府はコントロールできません。すなわち、安定的な引下げというのは、あくまで希望的な観測にすぎないわけです。国債を買う内外の投資家の信頼を得られなければ、国債が暴落して長期金利が急上昇するリスクもあるわけです。現に、高市政権になって長期金利は急上昇して、一時は二・九%までなりました。
今回の予算における利払い額は十三兆円となっていますが、これは長期金利三%を前提としたものです。もし今後、長期金利が三%を大きく上回って推移した場合、利払い額は予算をオーバーして、補正予算が必要となります。こうしたリスクも考えた上で、政府がコントロールできない債務残高対GDP比という目標だけでなく、政府がコントロール可能なプライマリーバランスや財政収支も財政運営の目標とすべきと考えますが、いかがでしょうか。
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高市早苗(自民)内閣総理大臣
まず、プライマリーバランスですが、債務残高対GDP比の安定的低下に向けて確認する指標として、その安定的低下と整合するよう改善、管理をしていきます。この点は、骨太方針にも、プライマリーバランス、GDP、純利払い費、そして委員がおっしゃった財政収支等が債務残高対GDP比に与える寄与を分析し、財政の持続可能性の確保に取り組むと書かせていただいております。
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階猛(中道)
その記述は私も見ましたけれども、イギリスの独立財政機関も同じようなことをやっているんですね。だけれども、トラス・ショックというものが起きているんです。それも学んでいただければと思いますけれども。私は、今の財政運営では、やはりこれから先、非常に市場が、どのように動くか不安だということで、是非この財政運営の目標というのは改めていただきたいと考えております。
それとともに、財政健全化と逆行するような基金の放置が行われています。
基金については、皆さんの資料にお配りしているとおり、コロナ禍以降、三十四兆円も増えています。一昨年の三月末時点の数字ですが、残高二…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
基金の見直しにつきましては、まさに私はその特命もいただいております。
基金のほとんどは元々補助金から成っておりますが、会計検査院の御指摘もよく踏まえた上で、基金においてもめり張りでございます。投資的な中身で、これからそれを複数年度でやっていくのに必要なものは、形だけが三年であるということに意味はないということでそのような方針にしておりますが、御指摘を受けたものの中には今からもう既にその存在理由がどうなのかというものもありますので、一連の補助金の見直し、租税特別措置の見直しの中で、しっかりと階先生の御意見も踏まえて対応をしてまいります。
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