河合道雄議員から、まず、AIの高度化を踏まえた政府の対応方針についてお尋ねがありました。
日々急速に進化するAIには、利点のみでなく様々なリスクも存在しており、例えば、AIのサイバー攻撃への悪用やAIの利用を通じた情報窃取被害等のリスクが想定されると認識しております。
こうしたリスクも踏まえつつ、昨年十二月に、イノベーション促進とリスク対応の両立を旨とするAI基本計画を閣議決定したところです。AIの急速な進展がもたらす影響については、不断に見直しが必要であり、AI戦略本部における総理指示も踏まえ、本年夏の改定を目指し、AI基本計画の充実に向けた検討を進めてまいります。
加えて、AISIとも協働し、高度なAIの技術動向や国際情勢等について情報収集、分析を行い、経済安全保障の観点も加味し、必要に応じて対策を講じる等、関係省庁と連携し、必要な取組を推進してまいります。
次に、AISIの機能強化についてお尋ねがありました。
AIの安全性やセキュリティーの確保は極めて重要であり、AISIの機能強化は喫緊の課題と認識しているところ、昨年十二月に閣議決定したAI基本計画において、政府を挙げたAISIの抜本的な機能強化を講ずべき施策として明確に位置づけているところです。
AISIにおいては、同計画に基づいて、人員の拡充を図るとともに、個別の先進AIモデルを自ら評価する機能や、海外企業、海外機関を含む国内外の関係者との連携を強化すべく、取組を進めているところと認識しております。
AIの安全性やセキュリティーの確保は、AIの利活用の促進のみでなく、経済安全保障の観点からも極めて重要です。機能強化がされたAISIとも協働し、企業や研究機関等が有する高度なAIの技術動向や国際情勢等について情報収集、分析を行いながら、経済安全保障の確保に必要な取組を推進してまいります。
次に、基幹インフラ制度への医療分野の追加に係る届出義務等についてお尋ねがありました。
医療分野の追加に当たっては、事業者にとって過度な負担とならないよう、規制対象を真に必要な範囲にするとともに、事業者の負担に配慮し、十分な準備期間を確保する観点から、段階的に対象病院を指定することを検討しているところです。
より具体的な制度設計に向け、引き続き丁寧に事業者等の御意見を踏まえていきたいと考えております。また、制度運用に当たっても、事業者が円滑に対応できるよう、事業所管省庁である厚生労働省と連携をして早期に事前相談をいただく体制を整えるなど、十分にコミュニケーションを取りながら、適切に対応してまいります。
最後に、データセキュリティーについてお尋ねがありました。
デジタル化の進展や生成AI等の技術革新に伴い、個人や企業のあらゆる情報がデジタル化され活用されている中で、厳しさを増す我が国の安全保障環境に鑑み、安全保障上重要なデータ等のセキュリティーを確保することは重要です。
こうした問題意識の下、経済安全保障法制に関する有識者会議において、安全保障上重要な個人に関する機微なデータを防護するための措置や、大量のデータの保存、処理を行うデータセンター、クラウドサービスを提供する者に関する措置を検討することが必要との提言が今年一月に取りまとめられたところです。
その上で、同有識者会議では、措置の実効性や事業者負担等を考慮し、引き続き丁寧に検討を行うことが必要であるとされておりまして、対象とするデータの性質等も含め、同提言を踏まえ、政府として引き続き検討を進めてまいります。(拍手)
〔国務大臣松本尚君登壇〕
49
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
森ようすけ議員から、重要物資の安定確保の現況についてお尋ねがありました。
まず、各国からの代替調達や石油備蓄の放出を通じて、原油、石油製品については日本全体として必要な量は確保できており、年を越えて石油の供給を確保できるめどがついています。
一方で、一部で供給の偏りや流通の目詰まりが生じていることから、経済産業省の分野だけでなく、医療、農業や物流を含め、分野横断でサプライチェーンの情報を集約し、供給の偏りや目詰まりを解消して、供給を順次確保してきております。
引き続き、国民の皆様の命、そして暮らしを守るべく、全力で取り組んでまいります。(拍手)
…
この発言のページ
50
石井啓一副議長
河合道雄君。
〔河合道雄君登壇〕
この発言のページ
51河河合道雄(みらい)
チームみらいの河合道雄です。
会派を代表いたしまして、経済安全保障推進法並びにJBIC法の改正案について質問をいたします。(拍手)
経済安全保障法制については、国際秩序の変化に加え、AIの急速な進化を踏まえて議論をする必要がございます。
チームみらいとして、今国会の様々な質疑にて何度も主張いたしましたが、AIの急速な変化を踏まえた経済安全保障体制の構築が急務と考え、その問題意識から質問をいたします。
今月、アンソロピック社が開発したAIモデル、クロード・ミュトスが国際社会に衝撃を与えています。一般に使われているOSやブラウザーの未公表のシステムの…
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- (上の発言)
52
小野田紀美(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・人工知能戦略・経済安全保障)
河合道雄議員から、まず、AIの高度化を踏まえた政府の対応方針についてお尋ねがありました。
日々急速に進化するAIには、利点のみでなく様々なリスクも存在しており、例えば、AIのサイバー攻撃への悪用やAIの利用を通じた情報窃取被害等のリスクが想定されると認識しております。
こうしたリスクも踏まえつつ、昨年十二月に、イノベーション促進とリスク対応の両立を旨とするAI基本計画を閣議決定したところです。AIの急速な進展がもたらす影響については、不断に見直しが必要であり、AI戦略本部における総理指示も踏まえ、本年夏の改定を目指し、AI基本計画の充実に向けた検討を進めてまいります。
加えて、AISIとも協働し、高度なAIの技術動向や国際情勢等について情報収集、分析を行い、経済安全保障の観点も加味し、必要に応じて対策を講じる等、関係省庁と連携し、必要な取組を推進してまいります。
次に、AISIの機能強化についてお尋ねがありました。
AIの安全性やセキュリティーの確保は極めて重要であり、AISIの機能強化は喫緊の課題と認識しているところ、昨年十二月に閣議決定したAI基本計画において、政府を挙げたAISIの抜本的な機能強化を講ずべき施策として明確に位置づけているところです。
AISIにおいては、同計画に基づいて、人員の拡充を図るとともに、個別の先進AIモデルを自ら評価する機能や、海外企業、海外機関を含む国内外の関係者との連携を強化すべく、取組を進めているところと認識しております。
AIの安全性やセキュリティーの確保は、AIの利活用の促進のみでなく、経済安全保障の観点からも極めて重要です。機能強化がされたAISIとも協働し、企業や研究機関等が有する高度なAIの技術動向や国際情勢等について情報収集、分析を行いながら、経済安全保障の確保に必要な取組を推進してまいります。
次に、基幹インフラ制度への医療分野の追加に係る届出義務等についてお尋ねがありました。
医療分野の追加に当たっては、事業者にとって過度な負担とならないよう、規制対象を真に必要な範囲にするとともに、事業者の負担に配慮し、十分な準備期間を確保する観点から、段階的に対象病院を指定することを検討しているところです。
より具体的な制度設計に向け、引き続き丁寧に事業者等の御意見を踏まえていきたいと考えております。また、制度運用に当たっても、事業者が円滑に対応できるよう、事業所管省庁である厚生労働省と連携をして早期に事前相談をいただく体制を整えるなど、十分にコミュニケーションを取りながら、適切に対応してまいります。
最後に、データセキュリティーについてお尋ねがありました。
デジタル化の進展や生成AI等の技術革新に伴い、個人や企業のあらゆる情報がデジタル化され活用されている中で、厳しさを増す我が国の安全保障環境に鑑み、安全保障上重要なデータ等のセキュリティーを確保することは重要です。
こうした問題意識の下、経済安全保障法制に関する有識者会議において、安全保障上重要な個人に関する機微なデータを防護するための措置や、大量のデータの保存、処理を行うデータセンター、クラウドサービスを提供する者に関する措置を検討することが必要との提言が今年一月に取りまとめられたところです。
その上で、同有識者会議では、措置の実効性や事業者負担等を考慮し、引き続き丁寧に検討を行うことが必要であるとされておりまして、対象とするデータの性質等も含め、同提言を踏まえ、政府として引き続き検討を進めてまいります。(拍手)
〔国務大臣松本尚君登壇〕
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松本尚(自民)デジタル大臣・内閣府特命担当大臣(サイバー安全保障)
サイバー攻撃への対応強化についてお尋ねがありました。
議員御指摘のとおり、AI技術の急速な進展、普及と相まって、サイバー攻撃にAIが活用されることで、攻撃のスピード、規模が劇的に増加するなど、サイバーセキュリティーにおける新たな脅威に直面している状況であると認識しています。
こうした厳しさを増すサイバー情勢に対応するため、昨年五月にはサイバー対処能力強化法及び同整備法が成立し、現在、本年十月一日から施行する官民連携の強化や警察、自衛隊によるアクセス・無害化措置のほか、来年秋までの通信情報の利用の施行に向け、組織体制の整備等に取り組んでおります。
ま…
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石井啓一副議長
これにて質疑は終了いたしました。
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石井啓一副議長
本日は、これにて散会いたします。
午後三時二十九分散会
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出席国務大臣
法務大臣 平口 洋君
財務大臣
国務大臣 片山さつき君
文部科学大臣 松本 洋平君
厚生労働大臣 上野賢一郎君
経済産業大臣
国務大臣 赤澤 亮正君
国土交通大臣 金子 恭之君
防衛大臣 小泉進次郎君
国務大臣 小野田紀美君
国務大臣 黄川田仁志君
国務大臣 松本 尚君
出席副大臣
内閣府副大臣 鈴木 隼人君
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