鈴木美香 (参政党)

2026年6月24日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第22号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 154 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

ありがとうございます。

故意犯と過失犯との法的な違いや犯罪の均衡について考慮が必要と言えることは理解しております。また一方で、過失運転致死罪の法定刑が業務上過失致死罪との均衡との兼ね合いもあるということも理解しております。

しかし、最近、今年三月の辺野古での転覆事故であったり二〇二二年の知床での船舶事故でも見られますように、自動車に限らず、こちら、業務上過失致死となると、過失によって多くの貴い命が奪われている重大な事故も現実に起きております。そのような事案であっても現行では最大が五年という法定刑にとどまることについて、被害者や御遺族の立場から見れば、無念に十分応えられているのかというと、大変な疑問がございます。

もちろん刑を重くするだけでは解決策ではありません。しかし、人の命が失われた結果の重大性、刑を軽くするための逃げ道となるような可能性、そして再発防止の観点等から見て、抑止力という意味でも、業務上過失致死を含めた法定刑の在り方について、特に命の貴さという観点から、今後、幅広く検討していただきたいと思います。

さらに、事故を未然に防ぐという観点からお伺いさせていただきます。

これは國重委員とかなりかぶってしまうんですけれども、事前の防止策というところで、先ほどたくさんいろいろなことをお伝えして、現場での対応をよろしくお願いしますというところですが、それに加えまして、多くの危険運転の事故を起こした加害者の危険な行動は、見てみると、一度だけではなく常習的に繰り返していたという実態が浮かび上がってきます。

先ほど述べた、今公判中の新東名高速道路の事件に関しても、動画を見ていたというのは常習的だったというふうに報じられておりますし、飲酒運転も常習的行為であるということが多く挙げられております。こうした事故を見てみますと、人にはそれぞれ行動パターンや思考パターンがあって、危険行為を繰り返す人はその延長上で重大な事故を起こしているという現状が明らかに浮かび上がってきます。

現状、大きな事故が起こるたびに、それに対応する形で法改正がなされてきております。しかしながら、私は、事故が起きる前に防ぐという視点がもっと大切で重要であると考えます。

そこで、お伺いいたします。

過失犯であっても、常習的な悪質運転行為の末の重大結果である傾向が見られます。矯正施設や保護観察における再犯防止プログラムが実施されているのは承知しておりますが、これが、飲酒運転や自動車事故の罰金刑や、保護観察のつかない執行猶予判決を受けた方に対して、法務省として、再犯防止プログラム等の実施は検討されておりますでしょうか。お尋ねいたします。

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