井戸まさえ (国民民主党)

2026年6月17日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 104 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 180 発言)

無国籍の問題も非常に深刻な問題ですけれども、無戸籍ですので、三回目になりますので、是非覚えていただきたいというか、本当に取り組んでいただきたいと思うんです。

無戸籍者の多くは、制度を悪用しようなんて思っていないんですよ。例えば偽装事件とか、いろいろあるけれども、そうじゃない。やはり制度のはざまに取り残された人たちです。

令和四年改正は前進でしたけれども、でも、本当に、救済された方たち、救済できなかった方たちもいらっしゃる。上川委員が大臣時代に、まさに無戸籍ゼロタスクフォースを立ち上げられて、そして、様々統計を取られたことからこの無戸籍問題というのは前進をしていくわけです。

でも、今またそこが非常にスタックにはまってしまっている。過去三回の質疑を通して、無戸籍問題と法務省の施策の実態というのは明らかになってきました。家族法は改正されたけれども、改正によって新たに設けられた制度は機能しているという説明だけがこれまで先行してまいりました。しかし、取り残された方々の人生というのは今も続いている。戸籍が欲しい、戸籍に登録されたいのにできない、法務省は制度があると言うが使えない、この現実を前にして、私は、本当に、もはや運用のところだけで済むというふうにはなっていないと思います。是非こういったことを改善をしてもらいたい。

これは本当に当事者じゃないと、不安、だって、戸籍、何も登録されていないんですよ。温かい、本当に小さい赤ちゃんの命がここにあるのに、行政に行ったらば、この子は存在しないというふうに言われるわけです。このショック。そして、いろいろ言うと、いや、離婚したペナルティーなんですよ、離婚したあなたが悪いんですと、どこでも、いろいろなところへ行って何度も何度もそれを言われてまいりました。

こういったことをしないために、私は自分の子供は無戸籍が解消されたけれども、この体験で、一人残さず、無戸籍がなくなるまで活動しようと私は夫と決めました。だから、十三年ぶりですけれども、戻ってまいりました。

そういう意味でも、委員の方々にもこれを御理解をいただきながら、是非、今の法律ではできないんだったら無戸籍救済法しかないんです、私、それはしっかり作っていきたいとも思いますので、法務省の皆様にも協力をいただきたいというふうに思っています。

それでは、あと残りの時間で、ほかの質問に行きたいと思っています。

先に、同性婚についての最高裁大法廷回付に対しての対応について伺います。

同性婚を認めない民法と戸籍法の規定をめぐる訴訟、いわゆる結婚の自由を全ての人にという訴訟では、六件中五件の高裁判決が違憲と判断されて、現在、その六件全ての上告を受理した最高裁の大法廷が審理中で、早ければ今年中にも統一判断が示される見通しです。

こうした最高裁の違憲判決を経て法律が変わっていくというのは過去にも例があって、近々だと、二〇一三年の婚外子相続分差別をめぐる最高裁の違憲判決を受けて、政府、国会は直ちに民法改正に踏み切りました。判決から動くのではなくて、様々な状況を予測して、あらかじめ準備を進めていくことが立法府、行政府の責務だと思います。

最高裁の大法廷が今年中にも統一判断を示す見通しの中で、法務省として、現在、どのような想定の下、準備、検討を行っているのでしょうか。違憲判断が出た場合の戸籍制度への影響、そして、必要となる法改正の範囲など、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。

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