私は、大臣、本当に残念ですね。ここでしっかり、誤判でも、冤罪、国民の中では一般的にやはり冤罪という言葉が広く、それで様々な冤罪事件として袴田事件もそして福井事件も理解されているわけですから、そうした意味では、こういう人権侵害、これをしっかり国家としてのそれこそ犯罪でないようにするために今回この再審法を議論しているわけですから、是非その辺の認識を持っていただきたいなと思います。
そして、今日、最終日ですので、なぜこの再審法を改正をするのかというところの、根本のところを聞きたいと思います。
確認させてください。
冤罪によって失われるものは余りにも大きいです。自由を失う、家族を失う、仕事も失う、社会的信用を失う、場合によっては人生そのものも失います。しかも、その原因は本人ではなく国家にあるわけです。
私は、今回の再審法改正に求められる最大の価値は、ともかく、審理の時間を減らして、生きているうちの救済、これだと思っています。どんな立派な制度であっても、無罪が認められる前に請求人が亡くなってしまえば、その制度は十分に機能したとは言えません。今回の再審法改正に求められる最大の価値というものは、生きているうちの救済だと私は思っています。
徳島のラジオ商殺しの請求人であった富士茂子さんは、有罪判決を受けた後に、裁判所にも裁判官にも絶望して、家族への負担を考えて、弁護人にも相談しないまま上告を取り下げました。そして、こんな裁判しか受けられないなら、一日も早く出所して、自分の手で真犯人を見つけるとの思いで服役する道を選ばれました。ところが、その後間もなく、茂子さんを犯人だとした主要な証人らから、自らの証言が偽証であったことを認め、この事件は大きく展開をしてまいります。しかし、それでも救済には長い年月が必要でした。富士茂子さんは一九七九年に再審無罪を見ることなく亡くなって、遺族が請求を引き継いだ結果、一九八五年に無罪判決が言い渡されました。これは、日本で初めて請求人の死亡後に再審無罪決定が確定をした、そうした事件となりました。
今日は狭山事件の石川さんもおいでですけれども、本当に、こうやって命を落としてしまう、決定されるまで。無罪判決は、例えば茂子さん、ラジオ商殺しのところも出ましたけれども、もうそのときには茂子さんはこの世におられないんです。私は、この事実こそが再審制度の課題を象徴していると思います。だからこそ、必要なのは、死後の名誉回復だけではありません、生きているうちの救済なんです。
今回の法改正に当たり、大臣は生きているうちの救済という観点をどの程度重視なさったんでしょうか。お答えください。
100
平口洋(自民)法務大臣
先ほど刑事局長がお答えしたとおりでございます。
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101
井戸まさえ(国民)
いやいや、大臣、今日、最終日ですよ。
もう一度聞きます。ペーパーを読まずに。大臣にとって冤罪とは何でしょうか。そして、この法律案を、改正案というものを作るわけじゃないですか。七十七年ぶりです。そこのまさにトップとして、冤罪、これをなくしていく、そうした人権侵害なんだと、何らか、大臣の心の中から出てきた言葉というものを国民は待っています。
もう一度、お答えをいただきたいと思います。
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102
平口洋(自民)法務大臣
冤罪という言葉が使われているのは承知しておりますけれども、我々法務省としては、似たような言葉でございますが、誤判というふうに考えております。
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- (上の発言)
103
井戸まさえ(国民)
私は、大臣、本当に残念ですね。ここでしっかり、誤判でも、冤罪、国民の中では一般的にやはり冤罪という言葉が広く、それで様々な冤罪事件として袴田事件もそして福井事件も理解されているわけですから、そうした意味では、こういう人権侵害、これをしっかり国家としてのそれこそ犯罪でないようにするために今回この再審法を議論しているわけですから、是非その辺の認識を持っていただきたいなと思います。
そして、今日、最終日ですので、なぜこの再審法を改正をするのかというところの、根本のところを聞きたいと思います。
確認させてください。
冤罪によって失われるものは余りにも大きいです。自由を失う、家族を失う、仕事も失う、社会的信用を失う、場合によっては人生そのものも失います。しかも、その原因は本人ではなく国家にあるわけです。
私は、今回の再審法改正に求められる最大の価値は、ともかく、審理の時間を減らして、生きているうちの救済、これだと思っています。どんな立派な制度であっても、無罪が認められる前に請求人が亡くなってしまえば、その制度は十分に機能したとは言えません。今回の再審法改正に求められる最大の価値というものは、生きているうちの救済だと私は思っています。
徳島のラジオ商殺しの請求人であった富士茂子さんは、有罪判決を受けた後に、裁判所にも裁判官にも絶望して、家族への負担を考えて、弁護人にも相談しないまま上告を取り下げました。そして、こんな裁判しか受けられないなら、一日も早く出所して、自分の手で真犯人を見つけるとの思いで服役する道を選ばれました。ところが、その後間もなく、茂子さんを犯人だとした主要な証人らから、自らの証言が偽証であったことを認め、この事件は大きく展開をしてまいります。しかし、それでも救済には長い年月が必要でした。富士茂子さんは一九七九年に再審無罪を見ることなく亡くなって、遺族が請求を引き継いだ結果、一九八五年に無罪判決が言い渡されました。これは、日本で初めて請求人の死亡後に再審無罪決定が確定をした、そうした事件となりました。
今日は狭山事件の石川さんもおいでですけれども、本当に、こうやって命を落としてしまう、決定されるまで。無罪判決は、例えば茂子さん、ラジオ商殺しのところも出ましたけれども、もうそのときには茂子さんはこの世におられないんです。私は、この事実こそが再審制度の課題を象徴していると思います。だからこそ、必要なのは、死後の名誉回復だけではありません、生きているうちの救済なんです。
今回の法改正に当たり、大臣は生きているうちの救済という観点をどの程度重視なさったんでしょうか。お答えください。
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平口洋(自民)法務大臣
罪を犯していない人が処罰されることはあってはならないですし、そういう判決が下された場合は一日も早く回復しなきゃいけないというふうに思っております。
そういう意味で、この法案は非常救済手続を決めているものでございまして、先ほど申し上げましたように、二つ大きな理由がありまして、一つは、罪を犯していない人に対して速やかに救済手続を講ずるということ、それと、手続が非常に時間がかかったということで、もっと早くやらなくちゃいけないという観点からやっておりまして、非常救済手続としてはよくできている方じゃないかというふうに思っております。
一日も早く成立することをお…
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井戸まさえ(国民)
今お答えもあったんですけれども、本法案の最大の論点、まさに今大臣がおっしゃったように、速やかに救済をしていくためには、証拠開示が必ず必要なわけです。
多くの再審事件に共通しているのは、新しい証拠が見つかったのではなくて、国家が持っていた証拠がようやく出てきたということだと思っています。袴田事件もそうです。日野町事件もそうでした。大崎事件もそうです。多くの再審事件で決定的な役割を果たしたのは、捜査機関が保有していた証拠なんです。
鴨志田参考人の論文によれば、袴田事件では、死刑確定から三十年以上経過した後になって、五点の衣類のカラー写真が開示をされました…
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平口洋(自民)法務大臣
お答えいたします。
再審請求事件の中には、検察官が提出又は開示した証拠を新証拠として再審開始決定がなされる事件もあるというふうに認識しております。
再審請求手続において再審請求理由の審理、判断に必要かつ十分な証拠が裁判所に提出されることは適正な裁判の実現のために極めて重要でありまして、そのことは私も十分に認識しているところでございます。
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