お答えいたします。
社会一般におきまして冤罪という言葉が使われること自体は認識しております。
ただ、お尋ねの冤罪につきましては、法令上の用語ではなく、また、その意味内容が必ずしも一義的に明らかでないことから、法務当局として、冤罪の定義について特定の見解を有しているものではないということでございます。
この用語の社会一般の用法としては、例えば、確定した有罪判決について再審開始決定がなされて、再審公判について無罪判決が言い渡されたことをもって冤罪と表現するものもあるでしょうし、無罪判決が言い渡される理由は様々あり得るところではありますけれども、無罪判決が下されたことをもって、その理由いかんにかかわらず冤罪と表現するものもございます。それから、有罪判決が確定して再審請求などもされていない状況におきまして、この事件は冤罪であるなどと指摘されるものなどもございます。そのような意味で、様々な意味内容で使われているものと承知しているところでございます。
もっとも、これまで繰り返し申し上げてきたとおり、当然のことながら、罪を犯していない人が処罰されることはあってはならないというふうに認識しているところでございまして、近時、再審無罪判決の確定までに長期間を要して、再審請求者等に大きな負担を生じさせる事態となった事件があったことなど、真摯に受け止めているところでございます。
95池池畑浩太朗(維新)
冒頭申し上げましたとおり、よりよいものにしていきたい、使いやすいものにしていきたい、現場でも声を聞いてきたとおりに、しっかり頑張っていきたいという声が、各党、いろいろな思いがあります。是非、大臣が今お話しをいただきましたように、きっちりと、出た声は形にしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
〔三木委員長代理退席、委員長着席〕
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96井井上英孝(維新)
次に、井戸まさえ君。
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97
井戸まさえ(国民)
国民民主党の井戸まさえです。
まず、一昨日、六月十日、私が質疑の際に、私の質問への答弁として佐藤刑事局長がお答えになりました。冤罪ということについて言葉を使って質問したんですけれども、その際に、冤罪という言葉は法務省では使わない言葉とおっしゃっておりました。
法務省で冤罪という言葉を使わないのはなぜでしょうか。冤罪はない、そもそも存在しないという御認識なんでしょうか。
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- (上の発言)
98佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
社会一般におきまして冤罪という言葉が使われること自体は認識しております。
ただ、お尋ねの冤罪につきましては、法令上の用語ではなく、また、その意味内容が必ずしも一義的に明らかでないことから、法務当局として、冤罪の定義について特定の見解を有しているものではないということでございます。
この用語の社会一般の用法としては、例えば、確定した有罪判決について再審開始決定がなされて、再審公判について無罪判決が言い渡されたことをもって冤罪と表現するものもあるでしょうし、無罪判決が言い渡される理由は様々あり得るところではありますけれども、無罪判決が下されたことをもって、その理由いかんにかかわらず冤罪と表現するものもございます。それから、有罪判決が確定して再審請求などもされていない状況におきまして、この事件は冤罪であるなどと指摘されるものなどもございます。そのような意味で、様々な意味内容で使われているものと承知しているところでございます。
もっとも、これまで繰り返し申し上げてきたとおり、当然のことながら、罪を犯していない人が処罰されることはあってはならないというふうに認識しているところでございまして、近時、再審無罪判決の確定までに長期間を要して、再審請求者等に大きな負担を生じさせる事態となった事件があったことなど、真摯に受け止めているところでございます。
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井戸まさえ(国民)
これは法務大臣も同じ認識でしょうか。
先ほど、今日のトップバッターの稲田委員が最初に冤罪ということをおっしゃって、それは司法の正義に反する、刑事司法に対する信頼を失う、国家の犯罪である、冤罪の救済は絶対的な正義である、こうおっしゃいました。
このことを聞いて、大臣も、ペーパーを読まずに、冤罪とは何か、これをお答えをいただきたいと思います。
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100
平口洋(自民)法務大臣
先ほど刑事局長がお答えしたとおりでございます。
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101
井戸まさえ(国民)
いやいや、大臣、今日、最終日ですよ。
もう一度聞きます。ペーパーを読まずに。大臣にとって冤罪とは何でしょうか。そして、この法律案を、改正案というものを作るわけじゃないですか。七十七年ぶりです。そこのまさにトップとして、冤罪、これをなくしていく、そうした人権侵害なんだと、何らか、大臣の心の中から出てきた言葉というものを国民は待っています。
もう一度、お答えをいただきたいと思います。
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