山口浩幸北海道農民連盟書記長

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 30 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

御質問の方をありがとうございました。

農業経営については、ケース・バイ・ケースが多々あると思います。そういった中で、一般の国民においても、今、核家族化がすごく進んでいる中で、やはり農業の方も、テレビのアニメであるような、「サザエさん」のように、親の世代もいれば、子供の夫婦世代もいるみたいなのではなくて、やはりどうしても同じ土地、又はちょっと離れたところで、親は親で世帯を持って、そして子は子で世帯を持つような、そういうようなのは北海道でも今進んでいます。

場合によっては、先ほど農村が疲弊するみたいな話もありましたけれども、それこそ、北海道の場合は冬があるので、夏は、一家の農業者がそこに単身赴任で農業経営をして、冬は、近隣の大都市にというか、ちょっと大きな町の方で生活しているというのを北海道内でかなり聞いております、そういった意味では、都市間が非常に離れている部分があるので。

以前は、やはり価格は市場で、所得は政策でみたいな話で、我々もそういう方向では進んできたんですけれども、そういったことであると、今、我々も、コストが非常に高くなっているので、それに対して農産物価格がなかなか追いついてこないので、それに合わせたようなセーフティーネットをお願いしますというふうに農水省なりにお願いすると、やはり収入減少緩和、俗に言うナラシと収入保険が措置されているので、それで何とかなるんじゃないんですかみたいなことを言われていますけれども、今の農産物というのは、全てにおいてコストに対して適正な農産物価格ではないので、それに対する収入で計算されると、やはり多少のコストの補填にはなっても所得まで及ばないというのが現状であります。

今後、法人化も一つの手でありますけれども、家族経営でやっていく分には、丸々二世帯とは言わないですけれども、せめて子育て世帯と、例えば、ある程度離脱、これから子育て世帯に向かう、そういう二世帯がある程度生活できるような所得というのは、農業者にとってやはり必要ではないのかなというふうには思っております。

今回の食糧法については、米に特化しておりますけれども、そして、ほかの皆さんの、輸出という話も結構出ているんですけれども、米に関しては、どうしても皆さん、粒で考えてしまうと、なかなか輸出という格好にはならないのかなというふうには思っております。ある意味、加工して出していかないと、米を炊くという文化がその国にあるのかないのかで非常にその売り先というのが限定されてしまうのかなというふうに考えております。

また、輸入米のことを言えば、ほかの産業において、やはり輸入量が確定してしまうと、国内の需要の部分というのは、最終的に国内の生産で調整が入っちゃうと、どうしても、場合によっては、例えば、今、生乳が余りぎみだから生産調整をしてくださいみたいな話になってしまうので、本来であれば、ある程度国内生産を確保した上で輸入分で調整していただけるのが、国内の農産物の価格の調整には一番適正だと現場としては考えています。

今の質問に対して答えになっているかどうか分かりませんけれども、私としてはそういうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

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