奥野聡雄日本銀行企画局長

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 109 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 155 発言)

お答え申し上げます。

委員御指摘のとおり、長期金利の上昇は、企業向けの長期貸出金利あるいは社債の発行金利などの上昇を通じまして、企業の資金調達コストに影響するというふうに認識しております。もっとも、その上で、そうしたコストの上昇は、我が国全体として見れば高水準の企業収益が続いていることなどと併せて評価する必要があるというふうにも考えてございます。

また、金利の水準という点でございますけれども、企業の経済活動に及ぼす影響が大きい短中期のゾーンの金利、こちらについては、実質ベースで見て引き続きマイナスで推移してございます。

こうした点や金融機関の貸出態度が引き続き積極的であるということなどを踏まえますと、我が国においては緩和的な金融環境が維持されており、経済活動がしっかりとサポートされているというふうに考えてございます。

それから、労働市場環境でございます。雇用面の動きを見てみますと、御指摘の有効求人倍率を含め、求人関連の指標は、足下やや弱めの動きということでございます。一方で、雇用者数という意味では増加傾向が続いております。

また、労働需給でございます。失業率は、二%台半ばから後半で低水準に推移するなど、引き締まった状態が続いております。賃金も、今年度の春闘を見れば、全体として五%程度ということで、これまでのところ、しっかりとした賃上げが実現しているということでございます。

これらの状況を踏まえますと、日本銀行としては、我が国の雇用・所得環境は緩やかに改善していると認識しているところでございます。

以上でございます。

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