お答えします。御質問ありがとうございます。
まさに委員御指摘の点、シンクタンクは人の質によって発信の、研究のクオリティーが規定されるという意味においては、本当に最も重要な御質問だというふうに認識をしております。
経産安全保障、特に難しい分野です。文字どおり、経済と安全保障という、全く似て非なるもの、水と油のような関係のロジックで動いている分野をブリッジさせなきゃいけないという意味においては、技術と政策をつなげられる思考力を持っている人材、あるいは、文系と理系をある種、横断的、融合的に捉えて、しかも政策的なインプリケーションまで含めてアウトプットができる、しかもアカデミックなディシプリンに基づいて知的生産物をまとめられる、かつ戦略的コミュニケーションを担うという観点でいえば、まさに委員御指摘のとおり、海外における発信力、海外におけるネットワーク形成力、こういったものが求められるわけですね。
私が仄聞している範囲では、シンクタンク、民間企業の出向組と各省庁からの出向組等を主にメインのチームにしながら事務作業が今進んでいるというふうに聞き及んでおりますけれども、そういった各種の分野の知見を持っている人たちの上で、更に文理融合や政策と技術をつなげられる知見を持ったプロデューサー役、司会役のような高度人材がいて、いろいろな分野の知見を引き出しながら、政策的なニーズにも応えて、かつ海外とも連携していくということが必要になりますので、相当な高度人材になります。
ですので、これは待遇も含めたシンクタンクの魅力化をどれだけできるかということで、高度人材を引きつけられるかということに直結しますので、私、ちょっと危惧しているのは、今のRIETIという、独立行政法人の報酬体系の外に抜け出すような好待遇を提示しないと、このような高度人材をなかなか引きつけるのが難しいんじゃないかなというところを一番心配しております。
13
長谷川淳二(自民)
原参考人、ありがとうございました。
続きまして、経済安全保障とルールに基づく自由で開かれた経済活動との関連につきまして、国際政治経済を専攻されておられます鈴木参考人にお伺いさせていただきたいと思います。
先ほど、御意見の中で、グローバル経済の中で、中国が、国家管理による経済体制を強化してレアアース禁輸のような経済の武器化の動きを強めている、これに対して我が国は、やはりまずはこうした力による威圧、支配に対して我が国の経済の自律性を、先ほど委員も、私の愛媛の地元の造船能力の復活にも携わっていただいておりますが、そうした自律性をまず高めるとともに、優位性や…
この発言のページ
14鈴鈴木一人東京大学公共政策大学院教授/国際文化会館地経学研究所長
御質問、ありがとうございます。
これは、まさに経済安全保障が抱える根本的な矛盾というかジレンマであるというふうに考えております。
現在、我が国も含め多くの国が自由貿易から裨益をし、そして、自由貿易を維持することによって経済活動を可能にするという国が多々あります。これは、我が国だけでなく、より小さな国々であればなおのこと自由貿易は不可欠なものになっているというふうに考えられます。
ただ、一部の国家ではそうしたルールが十分に守られないということも、これはまた確かであります。
ですので、我が国は、まず、信頼できるパートナーというのがどこにいるのか、そし…
この発言のページ
15
長谷川淳二(自民)
鈴木参考人、ありがとうございました。
続きまして、総合的な経済安全保障シンクタンクにつきまして、布施参考人にお伺いをさせていただきたいと思います。
先ほどの意見表明の中で、我が国の戦略的不可欠性を発揮するためには、経済安全保障シンクタンクを核として、攻めの経済安保を推進していかなければいけない、その攻めの経済安保の基盤の一つとしてシンクタンクがあるという御指摘をいただきました。
この経済安全保障シンクタンクについては、調査研究、政策提言に限らず、先ほども、我が国に好ましいシナリオベースでの戦略思考ですとか海外への発信も必要だという御提言もいただきま…
この発言のページ
- (上の発言)
16布布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹
お答えします。御質問ありがとうございます。
まさに委員御指摘の点、シンクタンクは人の質によって発信の、研究のクオリティーが規定されるという意味においては、本当に最も重要な御質問だというふうに認識をしております。
経産安全保障、特に難しい分野です。文字どおり、経済と安全保障という、全く似て非なるもの、水と油のような関係のロジックで動いている分野をブリッジさせなきゃいけないという意味においては、技術と政策をつなげられる思考力を持っている人材、あるいは、文系と理系をある種、横断的、融合的に捉えて、しかも政策的なインプリケーションまで含めてアウトプットができる、しかもアカデミックなディシプリンに基づいて知的生産物をまとめられる、かつ戦略的コミュニケーションを担うという観点でいえば、まさに委員御指摘のとおり、海外における発信力、海外におけるネットワーク形成力、こういったものが求められるわけですね。
私が仄聞している範囲では、シンクタンク、民間企業の出向組と各省庁からの出向組等を主にメインのチームにしながら事務作業が今進んでいるというふうに聞き及んでおりますけれども、そういった各種の分野の知見を持っている人たちの上で、更に文理融合や政策と技術をつなげられる知見を持ったプロデューサー役、司会役のような高度人材がいて、いろいろな分野の知見を引き出しながら、政策的なニーズにも応えて、かつ海外とも連携していくということが必要になりますので、相当な高度人材になります。
ですので、これは待遇も含めたシンクタンクの魅力化をどれだけできるかということで、高度人材を引きつけられるかということに直結しますので、私、ちょっと危惧しているのは、今のRIETIという、独立行政法人の報酬体系の外に抜け出すような好待遇を提示しないと、このような高度人材をなかなか引きつけるのが難しいんじゃないかなというところを一番心配しております。
17
長谷川淳二(自民)
布施参考人、大変貴重な御提言、ありがとうございます。
続きまして、本法案に経済安全保障上重要な物資の供給に不可欠な役務に対する支援が創設されるということでありますけれども、この不可欠な役務の具体例として、海底ケーブルの敷設役務が想定されています。そこで、NECの海底ケーブルシステム事業を手がけられておられます植松参考人にお伺いさせていただきたいと思います。
海底ケーブルは、国際通信の九九%を伝送していると言われる大変重要な基盤でございます。AIやデータセンターの利用拡大に伴って、先ほど御説明ありましたように、海底ケーブルの大容量化の需要が増加する一方…
この発言のページ
18植植松智則日本電気株式会社Corporate SVP兼海洋システム事業部門長
御質問いただきありがとうございます。
まず、一つ目のケーブルの防護についてでございますけれども、先ほど少々触れさせていただきましたが、まず、物理的な切断については、鉄線でかなり頑丈に保護したケーブルというものもございます。ただし、これを広範囲に設置しようとすると、やはり敷設船の能力が必要になってきます。
もう一つ、物理的な切断の防護の方法としては埋設という工法がございまして、海底に埋めるんですね。これも現状の埋設工法ですと、深さでいうと一メートルから三メートル程度で、実にすごく遅いんですね、これは時間がかかって。ですので、敷設船へ御支援をいただけるの…
この発言のページ
19
長谷川淳二(自民)
ありがとうございました。
四名の皆様方の貴重な御知見に感謝申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
この発言のページ