布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 16 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

お答えします。御質問ありがとうございます。

まさに委員御指摘の点、シンクタンクは人の質によって発信の、研究のクオリティーが規定されるという意味においては、本当に最も重要な御質問だというふうに認識をしております。

経産安全保障、特に難しい分野です。文字どおり、経済と安全保障という、全く似て非なるもの、水と油のような関係のロジックで動いている分野をブリッジさせなきゃいけないという意味においては、技術と政策をつなげられる思考力を持っている人材、あるいは、文系と理系をある種、横断的、融合的に捉えて、しかも政策的なインプリケーションまで含めてアウトプットができる、しかもアカデミックなディシプリンに基づいて知的生産物をまとめられる、かつ戦略的コミュニケーションを担うという観点でいえば、まさに委員御指摘のとおり、海外における発信力、海外におけるネットワーク形成力、こういったものが求められるわけですね。

私が仄聞している範囲では、シンクタンク、民間企業の出向組と各省庁からの出向組等を主にメインのチームにしながら事務作業が今進んでいるというふうに聞き及んでおりますけれども、そういった各種の分野の知見を持っている人たちの上で、更に文理融合や政策と技術をつなげられる知見を持ったプロデューサー役、司会役のような高度人材がいて、いろいろな分野の知見を引き出しながら、政策的なニーズにも応えて、かつ海外とも連携していくということが必要になりますので、相当な高度人材になります。

ですので、これは待遇も含めたシンクタンクの魅力化をどれだけできるかということで、高度人材を引きつけられるかということに直結しますので、私、ちょっと危惧しているのは、今のRIETIという、独立行政法人の報酬体系の外に抜け出すような好待遇を提示しないと、このような高度人材をなかなか引きつけるのが難しいんじゃないかなというところを一番心配しております。

前後のやりとり

12の発言を見る

20の発言を見る