湯本博信総務省総合通信基盤局長

2026年4月16日・第221回国会 衆議院 総務委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 134 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 141 発言)

お答え申し上げます。

委員の御指摘がございましたとおり、AI技術の進展による高度化によりまして、自動運転の技術が車両単体で人間に近い運転行動を実現するようなシステムに高性能化しているということは、そういう状況であると認識しているところでございます。

こうした中で、一方で、我が国における自動運転の社会実装におきましては、自動運転車の走行ルートに、例えば、事故多発地点が含まれている場合、また複雑な交通環境がある場合、こういった問題に対する対応も必要だと考えているところでございます。

また、自動運転を行う主体がバスやトラックの場合、一般乗用車よりも車体が大きく重いことや、右折や左折に伴う車線変更、加減速などに時間がかかるという一般乗用車とは違う特性があること、また、バスであれば車内で立っている乗客が転倒してしまわないような配慮、トラックであれば積載物が荷崩れしないような配慮なども必要である、こういった点も踏まえまして、車両自体が、事故を起こさない注意のみならず、円滑に運行できるかといった視点も重要になります。

こうした点を踏まえて、道路上の様々な情報を通信を介して車側に伝達するいわゆるV2I通信による支援を活用して、自動運転の安全で円滑な運行を確保していく、こういった取組も有効との意見もあるところでございます。

また、今般政府が選定した自動運転の先行的事業化地域の中にも、今申し上げましたいわゆるV2I通信による車両への信号情報提供を計画している事例も複数あるところでございます。

総務省におきましては、実際にサービスを担う自動運転関係の事業者や通信事業者も含む多様な関係者が参画した研究会の開催を通じて、自動運転の社会実装において必要となる通信インフラの在り方について、いわゆるV2I通信の有効な活用方法の整理も含めて検討を重ねているところでございます。

いずれにいたしましても、総務省といたしましては、こうした検討、整理や政府全体の方針も踏まえつつ、自動運転を支える通信インフラの充実化に取り組んでまいります。

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