谷口将紀東京大学教授

2026年6月22日・第221回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 26 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 74 発言)

御質問ありがとうございます。

実態に即してお答えを申し上げますと、偏っている暇がないというのがお答えでございます。

御案内のとおり、総務省政治資金適正化委員会は五名で構成をされております。その内訳は、政治資金監査人となることができる三士業、弁護士、公認会計士、そして税理士の代表者が各一名、それから総務省選挙部長の経験者が一名、そして有識者が一名という慣例になっております。

しかしながら、この最後の有識者枠を埋めることが容易ではございません。二〇〇八年の委員会設置以来十八年たっておりますが、政治資金に関する著作を有する研究者が委員に就任した例は、私を含めて二名しかございません。御推薦になる各党の意にかなうかどうか以前の問題として、適任者が見つからずに、総務省以外の行政機関の出身者をもって有識者委員枠に充てることがしばしば発生しております。

このような実態を踏まえますと、政治資金適正化委員会ですら委員の確保に困難を伴ってきた中で、さきに設置が決定された政治資金監視委員会とは別に、この度、衆法第一二号が予定している合議制機関を更に設置して、それぞれが十全な機能を発揮できるのかについては、実効性の観点から、懸念を抱かざるを得ないわけでございます。

かような観点から、せめて、政治資金監視委員会と衆法第一二号で言うところの合議制機関は同一のものにすべく、冒頭発言での御提案を申し上げた次第でございます。

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