石井美恵子国際医療福祉大学大学院災害医療分野教授

2026年4月28日・第221回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 32 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

御質問ありがとうございます。

福祉の視点をどう入れるかということなんですけれども、まず第一点として、私、海外の学会で福祉避難所についての発表をしたときに、日本人は面白いことを言うわね、シェルターは福祉の場所でしょうと言われて、なので、まずは、広域避難の前に一定期間、安全で安心できる避難生活ができる環境をしっかりと準備をした上で、その上で、しっかり次の段階として、広域避難する人たちにどう対応していくかということなのかなというふうに思います。

もう一つは、やはり住民への啓発。何か被災者がこういう支援を受けられるんだよということを住民自身が知っていれば、何らかの手を挙げてくる、声を上げてくるんじゃないかなというふうに思いますので、広域避難している人たちを全部網羅的に行政でやりますというのはすごく難しいことですので、広域避難されている方々が困ったときにきちんとその情報にアクセスできるように、そういう体制整備ということも必要なのかなというふうに思っております。

あとは、ケースマネジメント、個別避難計画、指定福祉避難所とかということが制度化されているわけですけれども、これはどこもうまくやれていないというのが実態です。試行事業をやっているところでもうまくいっていない。ですので、ちょっとここはもう抜本的に見直しをして、基礎自治体の負担になっていますので、むしろ、一般の避難所をしっかり福祉的な環境にして、さらにそこで、必要な人は社会福祉施設とか、そういう発想の転換が必要なのではないかなというふうに思います。

以上でございます。

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