宿本尚吾国土交通省住宅局長

2026年6月3日・第221回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 101 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

お答えをいたします。

ライフサイクルカーボン評価は、建築物の資材製造段階から解体段階に至るまでの温室効果ガス排出量を算定、評価するものでありまして、鉄やコンクリート、木材などの異なる構造種別間でも排出量の比較を行うことが可能となります。

ライフサイクルカーボン評価の視点で見ますと、一般的に、木材は、鉄やコンクリートのように資材製造段階で高温に熱する必要がなく、資材製造時の排出量が少ない、また、鉄やコンクリートに比べて軽量でありますので、基礎などの下部構造への負荷が小さくなって、基礎に用いるコンクリートの資材量を減らすことができる結果として排出量が減る、一方で、部位によっては石こうボードなどの耐火被覆が必要であり、その場合には排出量が増加をするといった特徴がございます。

こうした木材の特徴をうまく設計に取り入れることで、木材ならではの空間を作るということともに、温室効果ガス排出量の削減が可能となり、ライフサイクルカーボン評価制度の導入によって、こうした設計者や施工者、建築主の取組が定量的に評価できることとなってまいります。

国土交通省といたしましては、建築物のライフサイクルカーボン評価を普及させることで、建築物における木材利用も含めて二〇五〇年カーボンニュートラルに向けた事業者の積極的な取組を促してまいりたいと考えております。

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