岸本武史厚生労働省労働基準局長

2026年5月29日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 81 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 211 発言)

お答えいたします。

暫定任意適用事業を廃止をし、農林水産業の小規模の個人経営の経営体の皆様に全面適用に移行していただくということにつきましては、適用対象となる経営体の皆様の御理解を得ながら、丁寧に進めていくことが重要であると考えております。

現在、全国で労災保険の適用事業場になっているものが約二百九十七万に対して、今回の改正が仮に成立をさせていただきますと、約二十二万の個人経営体の皆様に新たに労災保険に加入していただくことになりますので、その分、より丁寧な進め方が重要であると考えております。

この点は、関係審議会の建議においても、業所管官庁や関係団体に対して行ったヒアリングの結果も踏まえ、制度の円滑な施行のため、零細な事業主の事務負担の軽減などの対応を農林水産省と連携しつつ検討することが適当であるとされたところでございます。

これを受けまして、農林水産省さんとも連携、相談をさせていただいて、事業主の皆様の事務負担の軽減については、まずは施行まで相当の準備期間を設けることとしまして、その間に、現行でも任意加入が可能でございますので、五年後に一気に適用ということではなくて、できるだけ順々に任意加入を広げていくといった取組を進めること、また、その際に、労働保険組合や社会保険労務士の活用を促すことなどを考えております。

また、労働保険事務組合の設立の働きかけ、既存の労働保険事務組合の受託の拡大、農林水産業をこれまでは余りカバーしておられなかったような事務組合にもそこに手を広げていただくとかいったことを通じまして体制整備を図っていきますとか、また、労働局、労働基準監督署に加えまして、労働保険事務組合などにおいても、小規模経営体からの相談を行う体制の構築などを進めたいと考えております。

こういった点について、農林水産省さん、さらには農業、林業、漁業の各関係団体の皆様と連携をさせていただきながら進めてまいりたいと考えております。

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