野口晴子早稲田大学政治経済学術院教授

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 89 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

どうもありがとうございます。

実は、NDB、介護DB、小児慢性期、いろいろと国のデータベースがそろう、全て私、審査委員会になっているんですけれども、最近、NDB、介護DB、その辺りのいわゆる悉皆データ、日本で保険者が全てその中に入っているデータが、全部横並びでつなげられるようになりました。ということは、理論的には、人間が生まれてから亡くなるまで一生かけて、ヘルス、要するに健康、いわゆる障害あるいは介護、そういったものの状態が、ライフステージが追える状況になっているということです。

これは非常に、先ほどから申請について皆さん本当に、もうちょっと申請なしにできるようになればいいんじゃないかということをおっしゃっていますが、これは個人情報とのトレードオフです。要するに、我々が個人情報をある程度ギブアップすることができれば、いわゆるそういった情報がありますので、申請なしでも、どこにどういう方がいらっしゃるかというのを自治体さんがつかんで、要するにプッシュ型のサービスを提供することができる。ただし、これは個人情報という大きなリスクを伴う、あるいは、そこに非常に注意深くやらなければいけない。

今、じゃ、ちょっとどういうふうに利用されているかということなんですけれども、実は、NDBに関して、要するに、医療レセプトに関しては民間業者に全部借りることができます、すごい厳しい審査を経てですけれども。ですので、だんだん、例えば難病だとか感染症だとか、そういったクレームデータ、いわゆるレセプトデータに関しては、民間のいわゆる製薬メーカーが、自分たちの薬についてはちょっと直接評価できないんですけれども、周りの、自分たちの費用対効果について検証できるような状況になっています。

ですので、本当にこれは、世界でこんなデータベースがあるのは日本だけですので、こういったデータベースを、民間あるいは市区町村、自治体もそうです、あるいは民間のNGO、NPOも含めて、あと研究者はもちろんですけれども、みんなで何とか活用する、より現場に生かしていくようなやはり道筋を何かみんなで考えていければいいなというふうに思います。

済みません、ありがとうございます。

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