野口晴子早稲田大学政治経済学術院教授

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 74 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

短く答えさせていただきます。

私、先ほどから、効率化とか規模の経済とか、非常にちょっと言葉としては悪者扱いされているかなと思っていて。ただ、やはり効率化というのは、実は効率化とは、ただ単に人とかお金を割いてお金を少なくして、それでサービスの質が悪くなるということではないんですね。効率化とは、実は学問的な用語だと、需要側も供給側も要するに一〇〇%満足する、それが効率化が達成された状態である、私たちはそういうふうな使い方をするんですけれども、だから、効率化という言葉は決して悪いものではないと私は認識しています。

その中で、効率化ということを、だから需要側も供給側も満足するためには、人手不足のことを考えたときに、やはり先生がおっしゃったように、一人一人に対するちゃんとした評価、それがやりがいにつながるし、また、やりがいがちゃんとした評価につながり、自分の仕事に熱心になって、その辺は相乗効果があるわけで。だから、その辺りで、やはりちゃんと評価するということがまず大事だと思うんです。

それで、あともう一つは、やはり分業したらいいのかなと思って。例えば、先ほどちょっと、大きな企業に任せればいいということは通じないということをおっしゃったんですけれども、ただ、バックオフィス協働化とか、いわゆるそういうホワイトカラーで担えるようなところはもう大規模事業者に任せて、本当にケアワーカーが、いわゆる本当に地元の人、地域の方とつくってきた関係性、あるいは地域の人、現場で、いわゆる高齢者の方々あるいは障害を持った方々、いろいろな困難を抱えた方々がいらっしゃると思うんですけれども、その人たちのケアに集中する。だから、そこの分業がうまくできれば、規模の経済といわゆる効率化ということと先ほどから先生方がおっしゃっているようないわゆる満足感というのが、現場でのサティスファクションみたいなものが一致するんじゃないかな、そういうふうに思います。

以上です。

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