なかなか専門的な御質問で難しいんですけれども、PJMは確かに容量市場を持っていまして、元々PJMは垂直統合モデルじゃないので、さっきも出ましたけれども、ヨーロッパのように垂直統合でやっていたのを分けましたというのとちょっと違うんですね、日本もそうですけれども。
そういう意味では、PJMの問題がすぐに顕在化するかというと、ちょっと違うのかなというふうに思っていますし、逆に、PJMの場合には取引が、例えば同時取引というか、同時市場というようなやり方をしていまして、日本とはちょっと違うんですね。まあ、配電システムみたいなものですけれどもね、同時市場というのは。なので、今PJMでということで限ると、その萌芽をどう捉えるかというのは、もう少し細かく見てみないと分からないなというふうに思っていますが。
更に言うと、ERCOTというのがテキサス州にありますけれども、電力市場ですけれども、ERCOTは容量市場はないですよね。容量市場はないんですけれども、かなり需要と供給がうまくいっている。その場合、なぜかというと、特に、この間も新聞に掲載されていましたけれども、ERCOTなんというのは、再生可能エネルギーが今、電源構成比で四〇%近くいっているはずです、太陽光と風力で。火力が四三%かな。あとちょっと、十数%ぐらいは原子力ですけれども。あそこは何でうまくいっているかというと、発電事業者の参入は比較的容易なんですね。要するに、そういうマーケットが機能するところではそれをうまく使っていくということだというふうに思っています。
73河河合道雄(みらい)
御回答ありがとうございました。
続いて、それらを踏まえた上でなんですけれども、今回、ファイナンスも含めて、OCCTOによる貸付けという仕組みができました。OCCTOのメンバーを考えると、利害関係の観点から見ると、完全に中立かというとそうでもない観点もあり得る、そういう指摘もあり得る中で、この制度を実効的に運用することが担保されていると、制度設計上留意された点など、もしあれば御意見いただければと思います。
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74山山内弘隆一橋大学名誉教授
OCCTOの中立性については、これは見方がいろいろあるかと思っておりますけれども、確かに電力会社から出向されている方も多いですし、その意味での中立性ということを指摘されることはあるかもしれません。しかし、OCCTOでどういうふうな運用をするかというのは、かなり、言い方は変ですが、監督官庁の方も目を光らせておりますし、それから、そういった中立性が損なわれるような組織にならないように、組織自体も工夫しているというふうに思っております。
特に、お金を貸す貸さないとか財投的に使うというときには、やはりそういったことが問題になるわけですけれども、ちょっと私は詳し…
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75河河合道雄(みらい)
ありがとうございます。
では続いて、今回の当事者負担に関しても、主にエネルギー価格の影響もあるというようなお話もありましたけれども、やはりこういった改革、目標を立てたときの時点と外的要因が大きく変わっていくということは非常に多くあることかなというふうに捉えております。
その上で、今回、先ほど山内参考人の方からPJMモデルを参考にされたというお話がございましたけれども、こちらの方の容量市場でも価格が上がってきているというようなことが非常に起きているかなというふうに捉えておりまして、こういった萌芽的な現象を捉えて、今後の制度運営上どういったところに注視す…
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- (上の発言)
76山山内弘隆一橋大学名誉教授
なかなか専門的な御質問で難しいんですけれども、PJMは確かに容量市場を持っていまして、元々PJMは垂直統合モデルじゃないので、さっきも出ましたけれども、ヨーロッパのように垂直統合でやっていたのを分けましたというのとちょっと違うんですね、日本もそうですけれども。
そういう意味では、PJMの問題がすぐに顕在化するかというと、ちょっと違うのかなというふうに思っていますし、逆に、PJMの場合には取引が、例えば同時取引というか、同時市場というようなやり方をしていまして、日本とはちょっと違うんですね。まあ、配電システムみたいなものですけれどもね、同時市場というのは。なので、今PJMでということで限ると、その萌芽をどう捉えるかというのは、もう少し細かく見てみないと分からないなというふうに思っていますが。
更に言うと、ERCOTというのがテキサス州にありますけれども、電力市場ですけれども、ERCOTは容量市場はないですよね。容量市場はないんですけれども、かなり需要と供給がうまくいっている。その場合、なぜかというと、特に、この間も新聞に掲載されていましたけれども、ERCOTなんというのは、再生可能エネルギーが今、電源構成比で四〇%近くいっているはずです、太陽光と風力で。火力が四三%かな。あとちょっと、十数%ぐらいは原子力ですけれども。あそこは何でうまくいっているかというと、発電事業者の参入は比較的容易なんですね。要するに、そういうマーケットが機能するところではそれをうまく使っていくということだというふうに思っています。
77河河合道雄(みらい)
御回答いただきまして、誠にありがとうございました。前提も違うところを踏まえながら制度設計に当たられているということ、しっかりと分かりました。ありがとうございます。
続きまして、白銀参考人にお伺いをしたいと思います。
先ほど人材の話がありましたけれども、あわせて、御提言の中でDXを進めていくということの旨の言及もございました。
是非よろしければ、具体的にどういった場面でDXの活用余地が広がっているのかという点について、詳しくお伺いできるでしょうか。
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78白白銀隆之一般社団法人送配電網協議会会長/関西電力送配電株式会社代表取締役社長
重要な御質問をいただきまして、ありがとうございます。
まさに、人材ということに向かってどうデジタルと、DXはデジタル化とトランスフォーメーション、このうちのトランスフォーメーションをどう実現していくか、これが重要だと思っておりました。
一方、そう一朝一夕に進むものではありませんので、我々もまだまだ試行錯誤をしながらというところではありますが、世の中では、数年前だったらそれは無理だろうと思っていたような人型、ヒューマノイド型のアンドロイド的なフィジカルAIというのも実現可能になってきておると認識しております。
送配電は、余りそういうところに技術開発の…
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79河河合道雄(みらい)
ありがとうございます。他の、例えば製造業の現場などの技術なども参考にしながら取り組まれていくという方向性と承りました。
ここでちょっと加えて御質問なんですけれども、こういった投資、やはり、現状、例えばレベニューキャップの仕組みがあったりする中で、各それぞれの送電事業者の皆様が将来に向けた投資を積極的に進めていくためのインセンティブ、どういうものがあるべきだとお考えか、よろしければ参考人の御意見をお伺いできればと思います。
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