小林鷹之 (自由民主党)

2026年7月10日・第221回国会 衆議院 議院運営委員会 第34号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 177 発言)

おはようございます。自由民主党の小林鷹之です。

皇室典範等改正法案につきまして、早速質疑に入らせていただきます。

安定的な皇位継承の確保は、我が国の根幹であり、国柄に関わる極めて重要な課題です。現在、皇位継承資格を有する皇族男子はお三方、皇室全体では十六方と、大変遺憾ながら徐々に少なくなってきていて、とりわけ、皇族数の確保が喫緊の課題であることは論をまちません。

政府は、令和四年一月に、有識者会議の報告書を尊重する旨を国会に報告しました。自民党としても、見解をまとめた上で、衆参正副議長の下に設置された全体会議の場で他党と議論をしてまいりました。その結果が、先月十日、衆参正副議長による議論の取りまとめに立法府の総意として集約されたのであります。内閣提出の皇室典範改正法案はこの正副議長の取りまとめに忠実に作成されていると、自民党として評価をしています。

改正法案が成立すれば、現行皇室典範の創設以来初めてとなる本格的な改正となります。今回の皇室典範の改正において、意見の違いを乗り越えて立法府の総意が取りまとめられた全体会議の果たした役割は非常に大きいと言えます。リーダーシップを発揮いただきました衆参正副議長の御尽力に対して、改めて敬意を表します。

立法府の総意が取りまとめられるに当たり、大多数の会派が議論の強固な共通の前提としていたのは、今上陛下から秋篠宮皇嗣殿下、次世代の悠仁親王殿下という皇位継承の流れをゆるがせにしてはならないということでありました。正副議長の取りまとめにおいても、その旨が確認されています。

議論の過程においては、一部から、女性天皇や女系の天皇といったことについて議論すべきといった声も聞かれました。しかしながら、自民党としては、政府の有識者会議報告にあるとおり、このことについては現時点で議論はすべきでないと考えます。悠仁親王殿下の次代以降の皇位の継承について議論するには現時点では機が熟しておらず、かえって皇位継承を不安定化させることにつながるからであります。

皇位の男系継承は、二千六百年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統です。十代八方の女性天皇がおられたことはありますが、基本的には、皇統に属する男系の男子が皇位を受け継いでこられたというのが歴史的な事実です。

皇統男系男子による継承という皇位継承の在り方が規範として初めて明文化されたのは、明治二十二年に制定された旧皇室典範です。しかしながら、明治以前においても、歴史的事実を踏まえれば、成文化はされていませんが、この皇統を維持する努力を続けてこられたことは間違いありません。今を生きる私たちは、その歴史上脈々と受け継がれてきた先人たちの営みの重みと深みに謙虚であらねばならないと考えます。

そこで、この皇位継承の流れについて、その意義をどのように考えておられるのか、政府に伺います。

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