大和田秀二早稲田大学名誉教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 12 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 99 発言)

御質問ありがとうございます。

大変重要な視点だというふうに考えております。

リサイクルといっても、基本的には産業でございますので、それを成り立たせるには、基本的には、これはちょっと言い方があれかもしれませんけれども、大量処理をやはりしなければ成り立たないというところがございますので、量の確保というのは非常に重要だというふうに考えております。

ただ、技術屋の立場から申し上げますと、やはり、先ほども申し上げましたように、いろいろな技術が今混在している状態です。つまり、コストが低いけれども処理量は稼げますよとか、それからあるいは、コストはかかるんだけれども高品質のものが生まれますという、ここがまだ混在をしていて、技術開発自体がまだ十分に成っていないということが一つ大きな課題だというふうに考えています。

それを解決するために、やはり少し新しい技術、特に太陽光パネルというのは基本的にはいろいろな素材が一体化しているというのが一つの特徴でございまして、非常に便利ではあるんですけれども、なかなかリサイクルしづらい設計になっているというのも一つの事実でございます。

例えば、我々は単体分離という言い方をしますけれども、それぞれの構成している素材をいかに物理的に剥がした状態にするか。例えば、要るものと要らないものがあるときに、これをいかにぱっと、ぱかっと言った方がいいかもしれませんけれども分ける、分けるというよりも剥がすですね、まだ選別はしないんですけれども、その剥がす技術をその破砕の中で、きちっとそういう技術開発ができれば、これは破砕のエネルギーも非常に小さくなりますし、コストが安くなってくるのではないかというふうに考えております。そういう技術開発の可能性が一つです。

それから、認定制度というのはこの法案でうたっておりますけれども、適正な処理をしている業者をしっかりと認定をして、そして、できることならば、ある程度、製造される産物の質の規定、あるいは標準化というものを少しずつというか、今全てをやるということは難しいんですけれども、それを行っていただければ、優良なリサイクル業者だけがそこに残ってくることになります。そして、そういう最終処分的なものも非常に少なくなってくるというふうに考えていますので、そういう認定事業者のための、認定事業者を守るという言い方はおかしいですけれども、そこを活性化させるための規定だとか標準化といったものが必要というふうに思います。

それから、あとは、認定業者はもちろん、これから、ある程度認定をされていくわけですけれども、そこをきちっと社会に見えるような形で、どの事業者が適正な処理をしているのか、それからどの事業者がそうでないのか、そうでないのかはなかなか見えませんけれども、そこをそういう見える化をしていくというのは非常に重要な視点というふうに考えています。

私からは以上でございます。

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