伊藤聡 (自由民主党)

2026年5月13日・第221回国会 衆議院 外務委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 4 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

自由民主党・無所属の会の伊藤聡でございます。

本日、質問の機会を与えていただきました委員長始め理事、委員の皆様に心より感謝を申し上げます。私にとって初めての国会質問でございます。茂木大臣を始め政府の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

私の社会人スタートは、外務省からでございました。思いあって二年で退職をし、国会議員秘書などを経て、衆議院議員になりました。

個人的な話ですが、本日、この姿を見ていただきたかった方がおります。激務により四十九歳で亡くなられた、元外務省経済連携課長の松田誠さんでございます。松田さんとは採用面接で出会い、内定をお裁定をいただきまして、また、退職時も、最後まで引き止めてくださいました。

外交官は、心身を削り、命を懸けて職務に当たっておられます。心からの敬意を申し上げます。これまで私の人生に携わってくださった全ての方にも感謝を申し上げ、そして私自身も、本日、全身全霊で質問に臨みます。

初めに、日本外交の基本姿勢について伺います。

私が外務省を退職した二〇一〇年は、中国の急速な台頭で、米国や我が国との衝突が真剣に議論をされ、現在、その懸念は現実化をしております。東アジアから引っ越すことなどできない中、この状態を日本外交は看過できません。

私もアメリカ留学で痛感しましたが、米国人は漢字が読めず、東洋の感覚が伝わりにくいですし、また、中国も、西洋の啓蒙思想や民主主義の真髄は実感をしづらいと思います。東洋と西洋は、相互に理解し合うのは極めて困難だというふうに感じております。それは、ハーバード大学のグレアム・アリソン教授が、著書「米中戦争前夜」でも図示したとおりです。資料一におつけをしております。

米中が無理解の中で台湾有事が勃発をすれば、悲劇以外の何物でもありません。

その中で、日本は、例えば出雲、奈良の三輪山、そして伊勢と信仰の中心を移す中で、独自の文化、文明を育み、その上で、例えばですけれども、二〇〇七年に中国の温家宝首相が日本の国会でも演説をしたように、日本は中国や朝鮮半島から仏教、儒教などを吸収し、そして明治維新後は、民法、刑法などはドイツ、フランスなどの大陸法体系に倣いまして、そして戦後は、経済を中心に、アメリカ、イギリスなどアングロサクソン系の制度を取り入れてきた、いわばハイブリッド国家であります。世界史の中で、日本のような特別な国にしか果たせない役割があると考えます。

外交は、百年から千年先を見て行うものです。その視点で、本来は、FOIP、自由で開かれたインド太平洋を進化をさせ包含した、例えば国家外交戦略とも言えるような、日本外交のコンセンサスを示す文書を作ってもいいとさえ思います。

その観点で伺います。

生死の運命を共にする米国との関係強化と、そして中国との戦略的互恵関係をどう両立させるか。また、その中で、最近細っている中国とのパイプを長期的観点でどう構築するかについて、茂木大臣の御見解をお伺いをいたします。

前後のやりとり

0の発言を見る

8の発言を見る