三宅正寿国土交通省総合政策局次長

2025年12月5日・第219回国会 参議院 沖縄・北方問題及び地方に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 157 発言)

お答え申し上げます。

近年、北極海における海氷面積の減少傾向に伴い、ロシア北方沖の北極海航路を利用する海上輸送は増加傾向にあります。そのほとんどはロシアの国内輸送でありますが、ロシア又は欧州とアジア間の海上輸送も増えております。

我が国海運企業については、ロシアのヤマルガス田からのLNG輸送に参画しておりましたが、ロシアによるウクライナ侵略の影響もあり、一定の制約を受けている状況にあります。一方で、その間、北極海航路を利用した中ロ間の輸送が急増しており、本年には中国の海運企業による中国―欧州間の貨物輸送も行われたと承知をしております。

北極海航路はスエズ運河を経由するルートに比して欧州―アジア間の航行距離を大きく短縮できることから、我が国の海上輸送ルートの多様化の重要性に鑑み、第四期海洋基本計画において我が国海運企業等の北極海航路の利活用に向けた環境整備を進めることとされております。このため、国土交通省では、航路の利用動向や航行制度等に関する情報収集を行うなど、環境整備に取り組んできたところです。

同航路の将来のポテンシャルを見据えて引き続き情報収集に努めるとともに、北極海航路を取り巻く国際情勢や政府の方針等を踏まえつつ、関係行政機関、民間事業者等とも連携しつつ、適切に取り組んでまいります。

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