学生として学費を払って研究するという日本の博士課程の在り方が経済的負担の一つの原因であれば、それは日本人学生でも留学生でも同じであります。留学生に対する援助を減らしても、日本人の負担が軽くなるわけでも日本人の博士課程進学者が増えるわけでもありません。
私、考えるに、最初は留学生のことを考えてはいなかったのでSPRING制度を始めた、途中から留学生の数が増え始めた、それで、これはいかぬということで、これはそもそも日本人に対しての制度だからそれの原点に返ると後付けで言われているように感じてしまうわけなんですね。
教育を受ける権利というのは、国籍にかかわらず全ての人が持つ人権の一つであります。様々なルーツを持つ人たちが互いに刺激し合う研究の現場に国籍による分断を持ち込むべきではありません。むしろ、留学生の皆さんに日本は研究しやすい場所だなと感じていただくことが日本の研究水準の向上につながると考えます。SPRING制度の見直し撤回を求めます。
ということで、ありがとうございました。私の質問はこれで終わります。
108
松本洋平(自民)文部科学大臣
委員御指摘のとおり、文部科学省といたしましても、若年層の相互理解を促進し、中長期的に日中関係の安定化に資する人材を育成していく上で青少年交流は重要であると考えております。
この発言のページ
109
ラサール石井(立憲)
最近、高市総理の台湾有事に関する答弁を引き金に、中国教育省は日本への留学計画を慎重に検討するよう求める通知を出しました。日中間の青少年交流が途絶えてしまうことがないよう、また、既に日本国内にいる中国人留学生が不利益を受けないよう、文科大臣には細心の注意をお願いしたいと思います。
先へ進めますね。
さて、今回の制度変更の背景には、日本人学生の生活が苦しい中、留学生の支援するのはおかしいといった声もあるようですが、そもそも博士課程に在籍する日本人学生が経済的に苦しい理由は何でしょうか。
三菱総研の諸外国の若手研究者の処遇の状況及び関連施策等に関する調査…
この発言のページ
110
松本洋平(自民)文部科学大臣
我が国においては、博士後期課程に進学しない主な要因として、学費を含めた生活の経済的見通しが立たないことのみならず、修了後の就職に不安があることが挙げられているため、これまでSPRING等の事業に取り組んできたところであります。
なお、欧米における博士後期課程学生への支援については、学費の減免や奨学金の支援など様々な形があると認識しております。
文部科学省としては、我が国の学生の博士後期課程への進学の促進に向けて、経済的に安心して研究に打ち込める環境の実現、社会における博士人材の多様なキャリアパスの構築、大学院教育の充実に引き続き取り組んでまいりたいと…
この発言のページ
- (上の発言)
111
ラサール石井(立憲)
学生として学費を払って研究するという日本の博士課程の在り方が経済的負担の一つの原因であれば、それは日本人学生でも留学生でも同じであります。留学生に対する援助を減らしても、日本人の負担が軽くなるわけでも日本人の博士課程進学者が増えるわけでもありません。
私、考えるに、最初は留学生のことを考えてはいなかったのでSPRING制度を始めた、途中から留学生の数が増え始めた、それで、これはいかぬということで、これはそもそも日本人に対しての制度だからそれの原点に返ると後付けで言われているように感じてしまうわけなんですね。
教育を受ける権利というのは、国籍にかかわらず全ての人が持つ人権の一つであります。様々なルーツを持つ人たちが互いに刺激し合う研究の現場に国籍による分断を持ち込むべきではありません。むしろ、留学生の皆さんに日本は研究しやすい場所だなと感じていただくことが日本の研究水準の向上につながると考えます。SPRING制度の見直し撤回を求めます。
ということで、ありがとうございました。私の質問はこれで終わります。
112
熊谷裕人(立憲)
この際、午後一時に再開することとし、休憩いたします。
午前十一時四十八分休憩
─────・─────
午後一時開会
この発言のページ
113
熊谷裕人(立憲)
ただいまから文教科学委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、教育、文化、スポーツ、学術及び科学技術に関する調査を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言お願いいたします。
この発言のページ
114
水野孝一(国民)
国民民主党・新緑風会の水野孝一でございます。七月の参議院選挙で初当選をさせていただきまして、今日初めての質問の機会をいただきました。
松本大臣の所信に対する質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
私自身、国会議員の立場をいただく直前まで名古屋市の教育委員として教育行政に関わっておりました。また、地元の公立小中学校に通う三児の父として、そして子供たちの声を代弁する立場として、今日は松本大臣に質問させていただこうというふうに思っております。
松本大臣の力強い所信、しっかりと受け止めました。一人一人が未来に希望が持てる社会の実現に向け…
この発言のページ