債務残高の対GDP比は、政府が負う債務について、その返済の原資となる税収を生み出す元となる国の経済規模、すなわちGDPに対してどの程度の割合になっているかという指標でございますから、総理がよく用いられる財政の持続可能性を見る上では有意義なものというふうに、これは財務省も前からそう言っておるわけなんですが。
よく争いがあるのは、政府総債務残高対GDP比なのか政府純債務残高対GDP比なのかということがありますが、今は、まあ十月四日以前はいざ知らず、今はですね、財務省のホームページでも、IMFバージョン、GDPバージョン、また洗い替えをするというのもありますから、残高について、簿価か時価かということですね、そういったことも含めて、多く用いられている統計についてはちゃんと説明を全部すると、目配りも全部するということで言っておりますが、これは実はいろいろと政権が立ち上がってから議論がありまして、総債務残高より純債務残高の方が向いているという論者もいらっしゃるんですよ。だけれども、その純債務残高は日本においては特に顕著に多い将来の年金給付のための年金積立金が入っているから、それを差し引いているという論もあるので。
ただ、いずれにしても、先ほど私が繰り返しましたように、今の程度の物価上昇率の見込みというか、GDP上昇率の名目のプラスを考えると、恐らく、一定の対策を行った前と後で、恐らくそのGDP比がどちらにしても増えることはなくて、むしろそのままか、やや減るぐらいの数字が出てくるんですが、私は、その債務残高についてはどちらかというよりは多様に見ていった方がよろしいという意味で三百六十度という言葉を最近多用しておりますが、これは積極財政派の中でも、それからまさに我々が財政審で御意見を賜っているような財政規律重視派の中でも両論がありますので、今のところ、総なのか純なのか、総は総額の総、純は純粋の純ですが、ということは書かずに債務残高と申し上げているということを是非御理解賜ればと思います。
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塩入清香(参政)
参政党の塩入清香です。
今年七月に東京選挙区より当選させていただきましたので、私も初めての質疑となります。皆様に御迷惑をお掛けするかもしれないんですけれども、温かく見守っていただけたら幸いです。
片山先生、この度は財務大臣就任おめでとうございます。率直にとてもうれしいです。というのは、大臣は、経済、財政、税制の分野で政策論争の最前線に立ってこられた方だと認識しておりますので、税制を根本から見直していただき、日本人の幸せにつながる税制につなげていただけると信じておりますので、今日はよろしくお願い申し上げます。
私は、いわゆる就職氷河期世代の一人として…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
ありがとうございます。
確かに、一国の経済の部門別収支について、海外の部門、海外部門を一切捨象して考えると、今おっしゃったような財政赤字の縮小が民間部門の貯蓄超過の縮小と等しくなるということは、委員のおっしゃったとおり、そういう形になりますが、実際には、日本経済はかなり世界に開かれた部類なものですから、財政赤字が縮小した場合でも、海外部門の収支次第では民間部門の資金過不足には余り影響が出ない可能性もあります。
また、委員の御指摘は、政府が赤字を拡大すれば民間の貯蓄が増えるからよいという御趣旨なんでしょうけれども、仮に民間部門の貯蓄超過が拡大したとして…
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塩入清香(参政)
片山大臣、ありがとうございました。
ただ、前半の方でおっしゃった恒等的な関係は認識してくださっているということでしたので、ありがとうございます。この見方がやっぱりぼけてしまっていると、国民は、プライマリーバランス黒字化、いいことだというふうに思ってしまっている方もたくさんいらっしゃいます。その裏側で、やはり自分たちの所得とか貯蓄が削られているという構造が見えにくくなってしまっているというのは問題だと思います。
そして、プライマリーバランス黒字化を実現しようとすればするほど、プライマリーバランスの黒字化が実現できないというこの三十年だったと思います。黒…
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- (上の発言)
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
債務残高の対GDP比は、政府が負う債務について、その返済の原資となる税収を生み出す元となる国の経済規模、すなわちGDPに対してどの程度の割合になっているかという指標でございますから、総理がよく用いられる財政の持続可能性を見る上では有意義なものというふうに、これは財務省も前からそう言っておるわけなんですが。
よく争いがあるのは、政府総債務残高対GDP比なのか政府純債務残高対GDP比なのかということがありますが、今は、まあ十月四日以前はいざ知らず、今はですね、財務省のホームページでも、IMFバージョン、GDPバージョン、また洗い替えをするというのもありますから、残高について、簿価か時価かということですね、そういったことも含めて、多く用いられている統計についてはちゃんと説明を全部すると、目配りも全部するということで言っておりますが、これは実はいろいろと政権が立ち上がってから議論がありまして、総債務残高より純債務残高の方が向いているという論者もいらっしゃるんですよ。だけれども、その純債務残高は日本においては特に顕著に多い将来の年金給付のための年金積立金が入っているから、それを差し引いているという論もあるので。
ただ、いずれにしても、先ほど私が繰り返しましたように、今の程度の物価上昇率の見込みというか、GDP上昇率の名目のプラスを考えると、恐らく、一定の対策を行った前と後で、恐らくそのGDP比がどちらにしても増えることはなくて、むしろそのままか、やや減るぐらいの数字が出てくるんですが、私は、その債務残高についてはどちらかというよりは多様に見ていった方がよろしいという意味で三百六十度という言葉を最近多用しておりますが、これは積極財政派の中でも、それからまさに我々が財政審で御意見を賜っているような財政規律重視派の中でも両論がありますので、今のところ、総なのか純なのか、総は総額の総、純は純粋の純ですが、ということは書かずに債務残高と申し上げているということを是非御理解賜ればと思います。
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塩入清香(参政)
まだ決まっていないということで伺ったんですけれども、私が懸念しているところは、やっぱりどちらかというと私は純債務でやっていただきたいなという、それは財政出動の幅が広がるからというふうに認識しています。
先ほど維新さんがおっしゃった心配事項でいいますと、やはり名目GDPを分母に使いますと、インフレで見かけ上改善してしまうということになってしまうので、その指標を使うということはむしろ無責任な、維新さんと逆の懸念だと思うんですけれども、無責任な緊縮財政を正当化する口実になりかねないのではないかというふうに考えます。なぜならば、別に政府として努力しなくても、特…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
ずっと緊縮財政、かぎ括弧であったので、日本経済は伸びずに、いろいろなことがあって、委員におかれても就職氷河期のことをおっしゃっていましたけど、本当に堅調の真っただ中のときに私は金融行政を担当しておりまして、これは今おっしゃったような経済的な構造もありましたけれども、金融がシュリンクすると、この国は直接金融ではなくて間接金融の国ですから何も動かない。必要以上に特に雇用ですとかそういった部分まで大きな影響が及び過ぎるということを目の当たりに実際に見てまいりましたので、そういった部分も非常に大きいかと思いますが、原則からいえば、それは確かに、景気出動、景気につ…
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塩入清香(参政)
前向きなお答えをいただきまして、大変有り難いです。是非とも国民のために積極的な財政出動を行っていただきたいと思います。
そして、やはり、今まで柔軟にとか総合的にとかというお言葉というのは財務大臣、歴代の財務大臣もおっしゃっていたことではあるんですけれども、やっぱりデフレ期に拡大するという原則を是非とも貫いていただきたい。
そうした意味で、私たちは、これまでの失われた三十年間の過ちを繰り返さないためにも、GDP比を指標としない、デフレ期にはしっかりと政府が財政出動できる、また平時においてもしっかり公債発行ができる別の規律を今考えております。というか、も…
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