これとも関連しますが、先ほどからいろんな指摘がありますけれども、昔、大蔵省が銀行行政を所管していた頃は、いわゆる護送船団方式の下で事前指導型の行政指導ということが水面下で行われて、これ非常に批判されたんですが、悪い面だけではなくて、多分様々な問題事案の発生を未然に防ぐとか、銀行に柔軟な対応を慫慂するとか、いろんな行政指導も行われていた時代もあったように思います。ただ、それは不透明で癒着であるということで、法令に基づいた事後チェック型行政への転換ということを迫られまして、財政と金融の分離、金融庁の設立に至ったという経緯があったように記憶しております。
ただ、事後チェック型行政というのにはこれ相当なインフラが必要だと、当時から私もこの問題意識を持っておりまして、例えば、金融検査官の数はアメリカに比べて桁違いに少ないとか、あるいは、アメリカでは金融当局が銀行に日頃から常駐してモニタリングしているとか、そこまで手厚いことをやっているのに対して日本は大丈夫なのかということが疑問に思っていましたが、金融行政がかつて護送船団方式の下で銀行の箸の上げ下ろしまで経営に細かく介入していたということが結局日本で批判されたわけですけれども、銀行というものの公共的な使命というものに鑑みますと、目先のこの収益を競い合うようないわゆる新自由主義といいますか、そういった世界とはちょっと違う世界がそこにはあるんじゃなかろうかと。
金融庁の監督行政の在り方も少し旧来の考え方というものに戻していくとか、日常業務をきめ細やかにチェックしていくという体制を再構築していくということが結局は金融業の育成につながるのではないかと、信頼を確保することによってですね、というふうに思いますが、この点についてはどのように大臣お考えでしょうか。
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浅田均(維新)
時間が参っておりますので、最後の発言にさせていただきますけれども、我が国において、まだヨーロッパとかほかの国とは違って、盗んだやつが悪いと。盗まれた人が悪いというふうな風土ではないんです。だから、だましたやつが悪いわけであって、だまされた人は悪くないんです。だまされた人が悪いというふうなロジックになっているから、私たちはこれだけ憤りを感じているんだと思いますという発言をさせていただいて、時間になりましたので終わります。
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松田学(参政)
参政党の松田学でございます。
本日は、参考人の皆様にはいろんなことを教えていただきまして、誠にありがとうございました。
私からは、もう金融監督御当局の方に質問をさせていただきたいと思います。
かつて日本経済がバブルだった頃に、銀行が値上がりする土地を担保にして融資を受けたらどうだと借入れを慫慂して貸し込んで、結果としてバブルが崩壊して債務者が大変な苦境に陥ったと。本件のスルガ銀行の案件を見ましても、何かこれと似たような面が、過剰融資によりまして結局債務者に被害を与えているという、銀行が収益を狙う余りですね、そういう似たような側面があるような感じに受…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
貴重な御指摘ありがとうございます。
私も、不良債権が勃発したときにその処理の担当室長を、当時まだ大蔵省といった頃にしておりました。そのときの一年間が大蔵省銀行局の最後でございましたが、その後、金融監督庁からの流れに松田委員御自身も大変深く関わられたということで、いろいろな経緯の中ではおっしゃったような傾向がなかったとは言えないなと私も思いますが。
スルガ銀行の問題が発生した後にはなりますけれども、金融庁は、金融機関の将来にわたる健全性を確保する観点から、より効果的な検査監督を実現するために、二〇一八年の六月に、金融検査・監督の考え方と進め方、検査・監…
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- (上の発言)
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松田学(参政)
これとも関連しますが、先ほどからいろんな指摘がありますけれども、昔、大蔵省が銀行行政を所管していた頃は、いわゆる護送船団方式の下で事前指導型の行政指導ということが水面下で行われて、これ非常に批判されたんですが、悪い面だけではなくて、多分様々な問題事案の発生を未然に防ぐとか、銀行に柔軟な対応を慫慂するとか、いろんな行政指導も行われていた時代もあったように思います。ただ、それは不透明で癒着であるということで、法令に基づいた事後チェック型行政への転換ということを迫られまして、財政と金融の分離、金融庁の設立に至ったという経緯があったように記憶しております。
ただ、事後チェック型行政というのにはこれ相当なインフラが必要だと、当時から私もこの問題意識を持っておりまして、例えば、金融検査官の数はアメリカに比べて桁違いに少ないとか、あるいは、アメリカでは金融当局が銀行に日頃から常駐してモニタリングしているとか、そこまで手厚いことをやっているのに対して日本は大丈夫なのかということが疑問に思っていましたが、金融行政がかつて護送船団方式の下で銀行の箸の上げ下ろしまで経営に細かく介入していたということが結局日本で批判されたわけですけれども、銀行というものの公共的な使命というものに鑑みますと、目先のこの収益を競い合うようないわゆる新自由主義といいますか、そういった世界とはちょっと違う世界がそこにはあるんじゃなかろうかと。
金融庁の監督行政の在り方も少し旧来の考え方というものに戻していくとか、日常業務をきめ細やかにチェックしていくという体制を再構築していくということが結局は金融業の育成につながるのではないかと、信頼を確保することによってですね、というふうに思いますが、この点についてはどのように大臣お考えでしょうか。
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
御指摘のように、金融機関が多く破綻した頃、その相前後もありまして、行政の方針を転換して、組織も転換したわけでございます。
それは本当に多々反省がありましたので、事後チェック型ということに変わったこと自体は、これはそれをまた元に戻すような要因が今あるというふうに私は思っておりませんが、財務の健全性だけじゃない、つまり自己資本比率は当時に比べて非常に全体的に上がっておりますが、それで何をやってもいいということは全然ないんであって、まさに業務運営の適切性の確保の観点からも、顧客対応とか、先ほど申し上げましたように、利用者保護ですね、預金者保護、投資家保護、こ…
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松田学(参政)
少し具体的な話ですが、例えば、二〇二五事務年度の金融行政方針では、各金融機関の財務の健全性、業務の適切性を担保する経営管理態勢について、金融当局は監督、検査に資する評価の目線や着眼点を整理する必要があるとされていますが、この本スルガ銀行の事案についての、不正融資ですね、どのような手法で、またどのような目線や着眼点で検査監督に当たっていれば未然に防げたものと考えているでしょうか。
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92石石田晋也金融庁監督局長
お答え申し上げます。
金融庁では、従前から金融機関の規模、特性やその時々の状況を踏まえまして、確認すべきテーマに優先順位を付けながら、立入検査等も活用しましてモニタリングを行ってきたところでございますけれども、結果といたしまして当行における不正融資問題を早期に察知できなかったということは事実でございまして、当庁のモニタリングに課題があったものと考えてございます。
こうした反省を踏まえまして、当庁のモニタリングにおきましては、例えば、金融機関から、報告データを活用して、業態、地域別の融資量の集中度や増減について定量的に分析して、急激な変化が見受けられた…
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