西村智奈美 (立憲民主党)

2025年11月10日・第219回国会 衆議院 予算委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 145 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 375 発言)

いや、高市案というのは併記だと思うんですよね。そこは間違いないと思います。横に書くというのはちょっと言い過ぎたかもしれません。

維新案の単記になるか、それとも高市案の併記になるか、これは今の時点ではお答えになられないわけなんですけれども、仮に、旧姓が全ての場面において単記で、単記というのは旧姓だけの名前が使用可能になったとしても、要は維新案をベースにしたものが通ったとしても、旧姓の通称使用は、やはり私は、便利、不便の問題というのはそれである程度は解消できるのかもしれないけれども、結婚に当たって姓を変えたくないという皆さん、いらっしゃるわけなんですよね、そういう皆さんの思いには完全には応えられるものではないと思うんです。

今年四月五日の高市総理のユーチューブを見ましてびっくりしたんですけれども、先ほど述べたダイレクトメールのトラブルの部分ですね、総理はこういうふうにおっしゃっておられました。特に戸籍氏の変更によるアイデンティティー喪失ということを選択的夫婦別氏制度導入が必要だという理由にしておられる方に対して、もしも不注意によって呼称を間違えてしまうということは、決して許していただけないトラブルにつながる可能性もあります、この辺りはとても第三者の心理的な負担として心配している点でもございますというふうにおっしゃっておられました。

選択的夫婦別姓を求める皆さんの存在、それから自分の氏名への強い思い、それがあるんだということを総理はきちんと理解された上で、だけれども、そういった方々が姓を変えることへの抵抗感から事実婚でいるんですけれども、そういった様々な御苦労や不便を強いていること、そのことよりも、商品を売るためにダイレクトメールを出す業者への心配を優先させた。私は本当にひどい表現だと思いました。

高市総理が述べている選択的夫婦別姓の反対理由というのは、結論ありきで、私は無理やりつくり上げた心配だと思います。その心配の多くは、実際に起こり得ないこと、また、起こったとして十分に乗り越えられる課題だと思います。本当の反対の理由は別のところにあるのかというふうに思わざるを得ません。

私たちは、本当に、結婚で氏を変えたくない、自分が自分であるというその意識を失いたくないという思いの方々に応えるためです。私たちは引き続き、直球で、選択的夫婦別姓の実現に向けて全力で取り組んでまいります。

終わります。

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