酒井啓亘早稲田大学法学学術院教授

2025年2月19日・第217回国会 参議院 外交・安全保障に関する調査会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 87 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

ありがとうございます。

そうですね、国際法上、自国を守る、自衛のために軍事力を行使するということは、これは認められています。その意味で、日本が安全保障上、自国、軍隊と言うかはともかくとして、国際法上は軍隊だと思いますけれども、自衛隊を使って自国を守るということに何ら国際法上は抵触しないということは、これは前提となります。

そのために、しかし、じゃ、どういうふうにして自国を守るのかという工夫として日米安保があったりとかガイドラインがあったりとかいう形で整備が進められている。それは、現在においてはインド太平洋の枠組みだとかも含めていろいろ構築しているところだろうというふうに推察するわけです。それは、戦争を準備しているということが、どういうふうに評価するかということでしょうけれども、私は、戦争を準備するというよりも、やはり自国を守るための体制固めというふうにいうのが諸外国との関係を考えたときには日本のあるべき姿かなというふうには思っています。

ですので、もちろん御懸念というのはよく分かりますし、日本が戦場になるのではないかだとか、あるいはいざというときアメリカというのは本当に助けになるのかというような御懸念というのはあるんだろうと思いますけれども、少なくとも法的に言えば、法的に言えばですね、集団的自衛権の下でアメリカが日本を支援するという枠組みは、これは変わっていないというふうに思いますし、その点で、その点を前提にして日本の外交、安全保障というのは組み立てられているんだろうというふうに私は認識しています。

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