二度目ですけれども、酒井参考人にお伺いしたいと思います。
今、小泉先生からもありました話とちょっと関わるんですけど、国際条約についてなんですね。
もちろん、日本とアメリカは日米安保条約という国際条約があって、日本と中国は日中平和友好条約という条約があります。日中平和友好条約は、互いに戦争しないでおこうねということをきちんと約束しています。日米安保条約は、日本が攻撃されたら守るよというふうになっていますが、しかし、もうこの日米安保条約って基本的には核抑止を除いて壊れているんですね。というのは、二〇〇五年に米軍再編の合意で、日本は、日本への攻撃は日本が守りなさいと、守ることということが合意されています。二〇一五年の新ガイドラインで、要するに、日本攻撃されたときのアメリカ軍の攻撃については、しない、相手をしないよと。中国を想定しているんですね。中国とアメリカは戦争しないということなんですよね。
だけど、私たちの国はまだそのことを国民に教えていない。国会議員にも教えていない。同時に、日中平和友好条約があって、互いに戦争しないということが合意されていますよということも国会でも議論しない。そういう国になっていると思うんですね。
だから、尖閣はそのたびに、政権替わるたびに尖閣は安保条約の範囲だということを再確認しますけど、アメリカは尖閣が日本の領土だとは認めていないんですね。ただ、行政範囲の中にあるから、それは入っていますよということを言っている。そういう形で日本の安全保障を、何か基礎としているというふうに言うんだけど、どうして日本は、台湾を理由として戦争、中国が攻めてくるということを一生懸命言う。でも、そのために、今、安保、五年間の、その全国での戦争の準備をしている、そういう国になっちゃっているんですよ、今。
そう考えますと、まさに国際法といいますか、戦争しないという、私たちの国は、もう九条も解釈して戦争できるようにしましたから。その戦争すること、日本が戦争すること自体は国際法違反じゃないわけですよ、何かの理由でね。でも、何といいますかね、抑止力はやっているんです、だから演習はやります。この間も、キーンソードという演習はやるように見えますけど、米軍はもう攻撃しないんです、中身を具体的に調べてみれば。全部自衛隊だけが敵を攻撃するんです。そういうふうになっています。なぜならば、その時点で米軍はいないんですから、実際の実戦のときには。これも日米の合意の中にあるんですね、ちゃんと。
だから、私たちの国が仮想に考えている平和の中でその戦争の準備をしていくことの危険性というのかな、そのことを私はやはりしっかり考えていかなきゃいけないと思いますし、私は、戦争をしないこと自体は、国際法はですね、戦争をしない国を守る法になっていると思うんですよ、国連の仕組みもね。そこら辺の辺りに、本当に軍備に依存しようとすることと、九条を持つことの、何といいますかね、力強さは、これだけ格差の違うロシアや北朝鮮や中国を相手に戦争する準備をしている日本というものがとてもおかしく思うんです、議論をしていて、外交防衛委員会におりますので。
そこら辺について、御見解ありますでしょうかね。
83小小泉悠東京大学先端科学技術研究センター准教授
どうもありがとうございます。
まず、再侵攻の可能性に関しては本当におっしゃるとおりだと思っていて、ほぼ、どのウクライナ人と話してもその話は必ずするんですよね。なので、今のそのトランプの和平に恐らくなかなかウクライナ人がもうしようがないから乗っちまえと言えないのは、そこの手当てはアメリカが何もしようとしないからだと思うんですよ。
この前、ベッセント財務長官がウクライナへ行った際にも、レアアースとのディールを持っていくわけですけど、アメリカにレアアースちょうだいという話が書いてあるだけで、その再侵攻抑止の話書いていないですよねというんで決裂しちゃうわけで…
この発言のページ
84
塩村あやか(立憲)
終わります。ありがとうございました。
この発言のページ
85
猪口邦子(自民)
では、伊波洋一君。
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- (上の発言)
86
伊波洋一政府参考人など
二度目ですけれども、酒井参考人にお伺いしたいと思います。
今、小泉先生からもありました話とちょっと関わるんですけど、国際条約についてなんですね。
もちろん、日本とアメリカは日米安保条約という国際条約があって、日本と中国は日中平和友好条約という条約があります。日中平和友好条約は、互いに戦争しないでおこうねということをきちんと約束しています。日米安保条約は、日本が攻撃されたら守るよというふうになっていますが、しかし、もうこの日米安保条約って基本的には核抑止を除いて壊れているんですね。というのは、二〇〇五年に米軍再編の合意で、日本は、日本への攻撃は日本が守りなさいと、守ることということが合意されています。二〇一五年の新ガイドラインで、要するに、日本攻撃されたときのアメリカ軍の攻撃については、しない、相手をしないよと。中国を想定しているんですね。中国とアメリカは戦争しないということなんですよね。
だけど、私たちの国はまだそのことを国民に教えていない。国会議員にも教えていない。同時に、日中平和友好条約があって、互いに戦争しないということが合意されていますよということも国会でも議論しない。そういう国になっていると思うんですね。
だから、尖閣はそのたびに、政権替わるたびに尖閣は安保条約の範囲だということを再確認しますけど、アメリカは尖閣が日本の領土だとは認めていないんですね。ただ、行政範囲の中にあるから、それは入っていますよということを言っている。そういう形で日本の安全保障を、何か基礎としているというふうに言うんだけど、どうして日本は、台湾を理由として戦争、中国が攻めてくるということを一生懸命言う。でも、そのために、今、安保、五年間の、その全国での戦争の準備をしている、そういう国になっちゃっているんですよ、今。
そう考えますと、まさに国際法といいますか、戦争しないという、私たちの国は、もう九条も解釈して戦争できるようにしましたから。その戦争すること、日本が戦争すること自体は国際法違反じゃないわけですよ、何かの理由でね。でも、何といいますかね、抑止力はやっているんです、だから演習はやります。この間も、キーンソードという演習はやるように見えますけど、米軍はもう攻撃しないんです、中身を具体的に調べてみれば。全部自衛隊だけが敵を攻撃するんです。そういうふうになっています。なぜならば、その時点で米軍はいないんですから、実際の実戦のときには。これも日米の合意の中にあるんですね、ちゃんと。
だから、私たちの国が仮想に考えている平和の中でその戦争の準備をしていくことの危険性というのかな、そのことを私はやはりしっかり考えていかなきゃいけないと思いますし、私は、戦争をしないこと自体は、国際法はですね、戦争をしない国を守る法になっていると思うんですよ、国連の仕組みもね。そこら辺の辺りに、本当に軍備に依存しようとすることと、九条を持つことの、何といいますかね、力強さは、これだけ格差の違うロシアや北朝鮮や中国を相手に戦争する準備をしている日本というものがとてもおかしく思うんです、議論をしていて、外交防衛委員会におりますので。
そこら辺について、御見解ありますでしょうかね。
87酒酒井啓亘早稲田大学法学学術院教授
ありがとうございます。
そうですね、国際法上、自国を守る、自衛のために軍事力を行使するということは、これは認められています。その意味で、日本が安全保障上、自国、軍隊と言うかはともかくとして、国際法上は軍隊だと思いますけれども、自衛隊を使って自国を守るということに何ら国際法上は抵触しないということは、これは前提となります。
そのために、しかし、じゃ、どういうふうにして自国を守るのかという工夫として日米安保があったりとかガイドラインがあったりとかいう形で整備が進められている。それは、現在においてはインド太平洋の枠組みだとかも含めていろいろ構築しているとこ…
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伊波洋一政府参考人など
終わりますけれども、実際に、よく文書を読めば分かるんですけれども、台湾有事でも、台湾は守るけど、アメリカは決して中国は攻撃しないことになっているんですよ、その作戦計画はね。日本でも同じです。つまり、日本は、日本で何かするかもしれないけど、中国は攻撃しない。これが今の構図なので、やはり違う道を進む以外ないんじゃないかと、対話外交に行くべきじゃないかと。条約もあるんだし、日中平和友好条約があるんだからという思いを持っています。そういうことを申し上げて、終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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猪口邦子(自民)
予定の時刻も近づいてまいりましたので、参考人に対する質疑はこの程度といたします。
参考人の皆様に一言御礼を申し上げます。
参考人の皆様には、長時間にわたり貴重な御意見をお述べいただき、誠にありがとうございました。調査会を代表いたしまして厚く御礼を申し上げます。(拍手)
本日はこれにて散会いたします。
午後三時五十四分散会
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