はい。失礼しました。
羽田先生、ありがとうございます。補う機会を与えていただきました。手短に。
まず、私は、知識共創ということがこれから日本とアフリカの間でとても重要なことになっていくと思います。アフリカで、先ほど申し上げたとおり、二十二世紀になるときにはアフリカの子供が、赤ん坊が世界の人類の赤ん坊の中の半分になるという時代で、日本もまたアフリカの知識の創造ということにコミットしていくことが重要だというふうに考えております。
何よりも我々は、皆さん歴史のことは忘れている部分が多いですけれども、非欧米圏で最初に工業化を遂げ人々が豊かになった国ですから、その経験を日本なりにシェアをしていく、アフリカに伝えていくということがとても重要です。ただし、そのときに、失敗の部分であるとか、教訓としてアフリカに伝えやすくする、アフリカ人自身がそれを学ぶということをしていくことが必要だというふうに考えています。
何よりも、今まで日本の大学は客体として、政府の支援を受けながら、お金をいただいてアフリカの大学なりと関わって研究や教育をしてまいりましたが、今後は日本の大学及びその他の教育機関が主体としてアフリカの開発プロセスに関わっていくことが必要だろうと思います。
何よりも、その中でアフリカ人の人材を日本の大学で育てて、彼らが持っているアフリカの在来知、アフリカはかなりの部分外来知に、侵されてきているというのは言い過ぎかもしれませんが、依存をし過ぎている。自分たちを卑下する人も、若い人の中にもまだ見られます。こういったことを我々は直していく。そういったことが我々できていくべきだろうと思います。
そして、TICADⅠを開催したときの先輩たちの気持ちというのをもう一度思い出して、今アフリカは、例えばUSAIDの解体に見られますとおり、大きな欧米の国々と対立を起こして孤立する運命にあります。欧米の、欧州の多くの国もODAを減らすという状況にあります。この中で、やはり日本がもう一度初心に返って、原点に返ってアフリカを支援するというのは大変に意義の高いことで、単に国際秩序の法の秩序ということではなく、法の支配というだけではなくて、国内の民主的ガバナンスに努めようとしている為政者と若い人たちがアフリカにはたくさんいます、そういう方々の力になるようなTICADを開いていただきたい。
さらに、TICAD8のときにこちらの委員会で決議を出していただきましたが、教育の、人づくりのことを項目挙げておられなかったので、是非強調していただきたいというふうに思う次第でございます。
不十分ではありますが、以上が時間内で言えることかと思います。ありがとうございました。
26
石井浩郎(自民)
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、本田顕子君が委員を辞任され、その補欠として三浦靖君が選任されました。
─────────────
この発言のページ
27羽羽田次郎(立憲)
立憲民主・社民・無所属の羽田次郎です。
今日はそれぞれ三人の先生方から違った視点で開発援助についてお話があったと思いますが、まず高橋先生に、最後のスライドの三十四から三十六ぐらいまでのところでちょっとお話し足りない部分があったんじゃないかと思いますので、少しそこをお聞きできればなというふうに思います。(発言する者あり)
この発言のページ
28
石井浩郎(自民)
挙手の上。
この発言のページ
- (上の発言)
29高高橋基樹京都大学名誉教授/神戸大学名誉教授
はい。失礼しました。
羽田先生、ありがとうございます。補う機会を与えていただきました。手短に。
まず、私は、知識共創ということがこれから日本とアフリカの間でとても重要なことになっていくと思います。アフリカで、先ほど申し上げたとおり、二十二世紀になるときにはアフリカの子供が、赤ん坊が世界の人類の赤ん坊の中の半分になるという時代で、日本もまたアフリカの知識の創造ということにコミットしていくことが重要だというふうに考えております。
何よりも我々は、皆さん歴史のことは忘れている部分が多いですけれども、非欧米圏で最初に工業化を遂げ人々が豊かになった国ですから、その経験を日本なりにシェアをしていく、アフリカに伝えていくということがとても重要です。ただし、そのときに、失敗の部分であるとか、教訓としてアフリカに伝えやすくする、アフリカ人自身がそれを学ぶということをしていくことが必要だというふうに考えています。
何よりも、今まで日本の大学は客体として、政府の支援を受けながら、お金をいただいてアフリカの大学なりと関わって研究や教育をしてまいりましたが、今後は日本の大学及びその他の教育機関が主体としてアフリカの開発プロセスに関わっていくことが必要だろうと思います。
何よりも、その中でアフリカ人の人材を日本の大学で育てて、彼らが持っているアフリカの在来知、アフリカはかなりの部分外来知に、侵されてきているというのは言い過ぎかもしれませんが、依存をし過ぎている。自分たちを卑下する人も、若い人の中にもまだ見られます。こういったことを我々は直していく。そういったことが我々できていくべきだろうと思います。
そして、TICADⅠを開催したときの先輩たちの気持ちというのをもう一度思い出して、今アフリカは、例えばUSAIDの解体に見られますとおり、大きな欧米の国々と対立を起こして孤立する運命にあります。欧米の、欧州の多くの国もODAを減らすという状況にあります。この中で、やはり日本がもう一度初心に返って、原点に返ってアフリカを支援するというのは大変に意義の高いことで、単に国際秩序の法の秩序ということではなく、法の支配というだけではなくて、国内の民主的ガバナンスに努めようとしている為政者と若い人たちがアフリカにはたくさんいます、そういう方々の力になるようなTICADを開いていただきたい。
さらに、TICAD8のときにこちらの委員会で決議を出していただきましたが、教育の、人づくりのことを項目挙げておられなかったので、是非強調していただきたいというふうに思う次第でございます。
不十分ではありますが、以上が時間内で言えることかと思います。ありがとうございました。
30羽羽田次郎(立憲)
ありがとうございます。
今回、三十二年目、九回目のTICADが開催ということになりますが、その開催に向けた決議文を作成する際の皆様の、先生方の御意見を参考にさせていただきたいというふうに考えておるんですが、これまで八回のTICAD、若しくは前回のTICAD8で足りなかった部分とかいうのがもし三人の参考人の先生方の中であれば教えていただきたいのと、特に分野としては社会、平和と安定、そして経済のその三分野となりますので、お得意の分野の部分だけでも結構ですので、一言ずつお願いできればと思います。
この発言のページ
31池池上甲一近畿大学名誉教授
ありがとうございます。
私はTICADの会議には大体農業関係しか出ていないので、ほかのところの動きはよく分かりません。
農業についてもお話しいたしますと、やはり経済分野にちょっと収れんし過ぎ、重点を置き過ぎたんじゃないかという気がしておりまして、それもちろん大事なんですけれども、そこで実際に農業をする農民たち、それから実際に農作業に携わっている女性ですね、女性農民たちの視点というのは非常に薄かった。つまり、言い換えれば、経済プロジェクトはあるけれど、そこで働く人たちが存在していなかった、見えていなかったんじゃないかというか、薄かったという気がしており…
この発言のページ
32小小笠原由佳インパクト志向金融宣言事務局長代理
ありがとうございます。
大きく分けて二つ申し上げたいと思います。
一点目、インパクトファイナンスとか日本の企業が進出するという観点から申し上げますと、どうしても、私もJICAにもおりましたので、支援をしてあげるみたいな、そういう感覚が出てくると思うんですけれども、民間企業さんが海外に出ていかれるときに、別に特に支援をしてあげようということではなくて、もちろん、日本での市場に限りがある中で、やはりビジネスチャンスをつかんでいこうということで行かれるわけですよね。それは別に、決して先方の経済を搾取するというよりかは、向こうももちろんちゃんと経済が発展する…
この発言のページ