原典久内閣府北方対策本部審議官

2025年3月25日・第217回国会 参議院 政府開発援助等及び沖縄・北方問題に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 90 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 174 発言)

お答え申し上げます。

北方領土の返還実現のためには、裾野の広い返還運動に粘り強く取り組み、幅広い国民世論を結集して外交交渉を後押ししていくことが重要だと考えております。

これまで、元島民の方々や北方領土に隣接する自治体、北方領土返還要求運動に取り組む関係団体等とも協力しながら、例えば、毎年二月と八月を北方領土返還運動全国強調月間とし、北方領土返還要求全国大会を始め、各地で様々な啓発活動を集中的に実施してきております。

このような中、近年に実施した北方領土問題に関する世論調査によりますと、北方領土問題の認知度は若年層において相対的に低い傾向にあり、このような結果も踏まえると、これまでの取組に加え、特に若い世代に関心を持っていただき、理解を促進していくことが重要であると考えております。

このため、内閣府におきましては、北方四島交流等事業の使用船舶である「えとぴりか」を利用した学生による洋上視察や修学旅行の誘致を含めた北方領土教育の充実、SNS等を活用した情報発信など、若い世代の正しい理解と関心につながるための働きかけを重点的に進めてきているところであります。

また、令和七年度政府予算案におきましては、戦後八十年節目啓発事業開催費を盛り込んでおり、同事業では、特に若年層を対象に、全国各地で北方領土に関する啓発パネル等の展示、リーフレットの配布、ステージイベント等を行い、北方領土問題への正しい理解を深め、今後の返還要求運動への参画を促すことを予定しており、今後、関係団体と連携してしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

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