舩後靖彦 (れいわ新選組)

2025年4月21日・第217回国会 参議院 予算委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 175 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 335 発言)

次に、日本の対応について、四点のこれだけはやってはならないという内容に絞って申し上げます。

やってはいけないことの一番目は、総理の早期訪米です。

関税交渉では日本が列の先頭にいると、ベッセント財務長官は日本に対して早く交渉に参加するように呼びかけています。しかし、七十か国もある交渉相手国の動向が分からず、しかもトランプ大統領自身の態度が二転三転している中で、この中に総理が突っ込んでいくのは得策ではありません。四日に開催された党首会談後の記者会見において、我が党代表山本太郎は、何かしら情に訴え許してもらえと、それは絶対やっちゃ駄目、毎回脅しを掛ければ何かが取れるとなれば毎回ゆすりに遭うと述べ、石破さんが静観しているのは正しいと述べています。トランプ関税交渉において日本は絶対に列の先頭に立つべきではないと考えますが、総理はいかがですか。間違っても連休前後に訪米したりはしませんよね。約束してください。

やってはいけないことの二番目は、自動車での譲歩のために農業を犠牲にすることです。

二〇一九年の交渉では、中国が買わなくなった農産物、トウモロコシが押し付けられました。また、今回、以前の約束を破って米国は自動車に二五%の追加関税を課しました。むしろ、農業者の所得を底上げのための財政措置が必要です。自動車のために農業を犠牲にすることはなりません。

やってはいけないことの三番目が、利上げです。

トランプ政権は、自国通貨安、つまりドル安誘導を求めてくるのではないかということが予測されます。既に自然と円高方向に進んでいる中で利上げをして円高に誘導するのは、中小企業の資金繰りなどに対する悪影響が考えられ、倒産を加速させるので絶対に行うべきではありません。そんな要求は突っぱねるべきです。

やってはいけないことの四番目は、対中包囲網の構築への更なる協力です。

先月、米国防長官が来日した際に、西太平洋で有事に直面した場合、日本は前線に立つことになると発言し、公然と戦争の準備と覚悟を求めています。米中のはざまに立つ日本が米軍の二軍として中国包囲網に肩入れするのは得策ではないと考えます。

以上の四点のやってはいけないことについて、総理はどう考えますか。

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