猪瀬直樹 (日本維新の会)

2025年3月19日・第217回国会 参議院 予算委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 250 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 388 発言)

今カロナールのことを、成分でアセトアミノフェンと言いましたね。だから、知らない人は、そういう成分で、カロナールという商品になっているということで御理解ください。

このOTC類似薬を処方箋なしで販売している零売薬局、零売というのは、零ってゼロの零なんですけれども、小さく少しずつ小分けして売る、まあ昔の小商いがありましたが、零売という言葉は薬局だけ今残っています、零売薬局。これがその今のパネルに載っていますけれども、処方箋がなくても、なくても買えます、なくても買えますと、こう書いてありますね。市販薬だと効き目がもう一つのときは、薬剤師さんに相談して用量の多いOTC類似薬を買うなら消費者の目線から見ればメリットありますよ。経験を積んだ薬剤師さんがお客さんの相談に乗って、つまり専門知識を生かして面談をして、必要に応じて適切な分量を販売している、これが零売薬局です。

忙しくて病院に行く時間がない現役世代の人は土日遅くまでやっているそういう零売薬局があれば便利なんですが、さらに、保険給付がないので、これは医療費を、医療財政を圧迫しないということですね、大事なことは。薬剤師さん、六年間も専門教育受けてきているんですから、本来の薬剤師の技能を生かしてそういうタスクの幅を広げることができると、こういうことなんですが。

ところが、今、零売薬局というのは、政府が推進しているセルフメディケーションの観点からも拡大、育成していくべきなのにもかかわらず、今回の薬機法改正、薬機法というのは長い名前なので言いますが、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律、薬機法に、零売薬局を営業制限する、強化する、営業制限を強化して規制を強化すると、そういう内容が入っているんです。これじゃ、これまでは局長通知だったものが、今度は法制化すると、これ明らかにセルフメディケーションに逆行しているんですね。何でも医者にかかるんなら、どんどん医療費は増えてしまいます。

それで、なぜ時代と逆行するような規制強化をしようとしているのか。三月十三日の厚生労働委員会で、そのときに不適切な販売を防ぐためだというふうな役人の答弁ありました。僕は具体的に更に聞いたんですよ。どういうことだと言ったら、厚労省医薬局長ですね、解熱鎮痛剤を百錠一箱販売したと、これたった一例しか言わないんですよ。ほかにないのと言ったら、それしかないですという、一例だけあったと、そう答えたんですね。じゃ、ドラッグストアだって何箱も買えますよ、はっきり言って、買おうと思えば。

この表にあるアレグラ、これ花粉症の薬ですけれども、OTC医薬品とOTC類似薬で同じ百二十ミリグラムなんですよ、当然リスクも一緒ですよ、だから。それなのに福岡大臣は、いいですか、前回の三月十三日の厚労委員会で、零売薬局は薬剤師が対面で指導して説明するんですよとそういうふうに僕は言っているんですけど、大臣の答弁は、包装や添付文書に違いがある、だからリスクがあると答弁したんですよ。取説の話です、それ。笑っちゃうよね、これ。

これについて、それちょっと詭弁だからちゃんと答えてもらいたいんだけれども、何で零売薬局を規制強化するのか、何か意図があるんですかとお尋ねしたいんです。

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