坂爪浩史北海道大学大学院農学研究院教授

2025年6月5日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 101 発言)

両方だと思います。

規模拡大した農家にとって一番重要だった労働力の給源というのは兼業農家なんです。農作業にも慣れているし、近くにいるしという。それがどんどんもう、もう完全に枯渇し切っている状況だと思うんですけれども。

だから、家族経営というのは、自分の農業も大変だし、手伝うのもできなくなって、数も減っていっちゃっているということで、北海道で見たのを一般化できるかどうかはちょっと分かりませんけれども、北海道でいえば、もう家族経営のレベル、つまり、大規模法人とか言わなくても、家族経営のレベルでも十分な集約的な野菜を作る労働力というか、結局、収穫のときとかはいっぱい必要ですので、そのときにもう取り合いになってしまって労働力が不足して、家族経営も大規模農業法人も両方、雇用労働力不足に悩んでいるということだと思います。

北海道の中で、今御紹介あったブロッコリー、とってもやっぱり北海道だと伸びているんですけれども、伸びている地域って実は遠隔地じゃなくて札幌近郊なんですよ。札幌近郊は非農家の人も含めてそれなりに労働力を供給できるんだけれども、これが田舎に行きますと、もう兼業農家もいないし住民もいないしということで、本当に野菜が作れないという、やっぱり労働力不足というのはもう全階層的に起こっていることだというふうに思います。

以上です。

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