これから省令で決めていく部分もあるということでありますので、しっかりと判断基準明確にしていただきたいというふうに思います。
先ほどからお話がありましたけれども、やっぱり実際にコストを販売価格に転嫁するということになると、最終的には消費者理解、これが最も大事なんだというふうに考えます。難しい問題だというふうに思います。
農家は、生産コストの高止まり、今後も上がることはあっても当面下がりそうにもないという今の状況の中で、販売価格にコストを転嫁したい、一円でも高く買ってもらいたいという思いがあります。しかし、逆に消費者は、一円でも安く売ってほしい、安く買いたい、だから、その間にある加工、流通、小売店もできるだけ経費を抑えて店頭での販売価格を安くしないと消費者に買ってもらえないと、そういう現実があるんだと思うんですね。
農林水産省としてもいろいろと努力はしてきたと思いますけれども、今回の米騒動においても、なかなか消費者には理解してもらえないと、もう安ければ安いほどいいんだというふうに消費者は受け止めるということがよく分かりました。
例えばEU諸国などでは、国産や有機栽培など、品質や産地、それから環境などへの配慮が重視されていて、安さよりも安全性、あるいは持続可能性を重視するという傾向が強いということですが、そのことによって国民は高くても買うという傾向にあるということであります。
しかし、日本は節約志向やコスパを重視していて、安価な食品が好まれています。価格競争が激しいスーパーやコンビニ文化が根付いていて、価格が購入の大きな決定要因となります。この文化をやはり変えていかなければいけないと思うんですけれども、非常に難しいと思うんですね。先ほども食育の話も出ておりましたけれども、食育、食育といって何十年たちますか。何にも変わってないと思うんですよ。
そこで、今回のこの法改正を機にこの文化をどう変えていくのか、大変に難しい問題でありますけれども、大臣のお考えをお伺いしたいというふうに思います。
29宮宮浦浩司農林水産省大臣官房総括審議官
お答え申し上げます。
この費用を考慮した価格形成の検討でございますが、御指摘のとおり、フランスのエガリム法を議論の端緒としたところでございます。一方で、この法案の内容自体は、結果として、生産から消費までの関係者に参画をいただきました協議会での議論、これを踏まえて取りまとめたというような状況でございます。
今御紹介がございましたとおり、フランスのエガリム法につきましては、生産者が取引する際に価格の決定方法などを記載した書面契約を義務付けるといったことですとか、品目別の団体が作成するコスト指標などが変動した場合には、書面契約による価格決定方式に従って円滑…
この発言のページ
30
徳永エリ(立憲)
今御説明いただいたことについて更に御質問していきたいというふうに思いますけれども、今回の法改正では、農家など売手には生産コストが変動した際などに理由の説明をすること、それから買手には農家の価格交渉に応じること、誠実に協議することとしています。飲食料品事業者等の努力義務として求めているということでありますけれども、価格転嫁の実効性が果たしてこの法改正によって担保されるのか、義務ではなくて努力義務ということなので、本当に大丈夫なのかということが疑問です。
今回の法改正で価格転嫁が当事者間で実行できるようにするためには、農林水産省としてはどのような関わり方を…
この発言のページ
31宮宮浦浩司農林水産省大臣官房総括審議官
お答え申し上げます。
今御指摘ございましたとおり、今回の法案は、誠実に協議するなどの努力義務を定めるものでございます。この努力義務だけではございませんで、今後省令で定めることとなりますが、食品事業者などがどういった取組を行う必要があるのかというものを一層明確化するための判断基準というものを定めることといたしてございます。
こうした努力義務、それから、より具体化した判断基準に照らして適確な実施が必要な場合には指導、助言を行ってまいりますし、さらに、取組が不十分な場合には勧告、公表などの措置を講じてまいりますので、努力義務ではありますけれども、その実効性…
この発言のページ
- (上の発言)
32
徳永エリ(立憲)
これから省令で決めていく部分もあるということでありますので、しっかりと判断基準明確にしていただきたいというふうに思います。
先ほどからお話がありましたけれども、やっぱり実際にコストを販売価格に転嫁するということになると、最終的には消費者理解、これが最も大事なんだというふうに考えます。難しい問題だというふうに思います。
農家は、生産コストの高止まり、今後も上がることはあっても当面下がりそうにもないという今の状況の中で、販売価格にコストを転嫁したい、一円でも高く買ってもらいたいという思いがあります。しかし、逆に消費者は、一円でも安く売ってほしい、安く買いたい、だから、その間にある加工、流通、小売店もできるだけ経費を抑えて店頭での販売価格を安くしないと消費者に買ってもらえないと、そういう現実があるんだと思うんですね。
農林水産省としてもいろいろと努力はしてきたと思いますけれども、今回の米騒動においても、なかなか消費者には理解してもらえないと、もう安ければ安いほどいいんだというふうに消費者は受け止めるということがよく分かりました。
例えばEU諸国などでは、国産や有機栽培など、品質や産地、それから環境などへの配慮が重視されていて、安さよりも安全性、あるいは持続可能性を重視するという傾向が強いということですが、そのことによって国民は高くても買うという傾向にあるということであります。
しかし、日本は節約志向やコスパを重視していて、安価な食品が好まれています。価格競争が激しいスーパーやコンビニ文化が根付いていて、価格が購入の大きな決定要因となります。この文化をやはり変えていかなければいけないと思うんですけれども、非常に難しいと思うんですね。先ほども食育の話も出ておりましたけれども、食育、食育といって何十年たちますか。何にも変わってないと思うんですよ。
そこで、今回のこの法改正を機にこの文化をどう変えていくのか、大変に難しい問題でありますけれども、大臣のお考えをお伺いしたいというふうに思います。
33
小泉進次郎(自民)農林水産大臣
徳永先生おっしゃるとおり、物すごく消費者の皆さんの理解を得ていくのは難しく、しかし大事なことでありますので、今回のお米のことにつきましても、今、徳永先生御指摘のように、価格面に対する着目だけではなくて、お米の中だけでも、令和三年産米、四年産米、そしてまた新米、銘柄米、この多様な米の現状についても、また生産者の皆さんの努力についても御理解いただけるような契機にしていかなければならないと思っています。
そして何よりも、高くても生産者の皆さんの努力に報いる消費行動につなげていけるかどうかは、日本経済全体を強くしなければ私は成り立たないと思っています。ですので…
この発言のページ
34
徳永エリ(立憲)
言うはやすしというところがありまして、昨年も今年も歴史的な賃上げが実現したと言われておりますけれども、しかし、やっぱり物価高に賃上げが追い付かないという中で、私もいまだに炎上しているんですけど、半年前に、米の価格は高くないんだと、三十年前に戻ったんだと、今までがずっと安過ぎて、このくらいの価格じゃないと農家は再生産できないんだ、理解してもらいたいと、もう何回も訴えています。
でも、そんなの関係ないと、もう安い米を買わないと生活していけないんだと、もう自分のことしか考えないという状況があって、でも、これだけ物価が高いと仕方がないと思います。本当にみんな苦…
この発言のページ
35
小泉進次郎(自民)農林水産大臣
御指摘のとおり、メディアの皆さんの影響力は非常に大きいので、先日も、備蓄米の試食を、私が判断するのではなくて、テレビ番組に出ているようなキャスターの方々、こういった方にも食べていただいて、その方々の率直な感想を伝えていただきたいという、こういったことも私はメディアの皆さんとのコミュニケーションの中の一環で考えたものであります。
そして、今の時代は、もちろんメディアの皆さんとのコミュニケーションを深めて、しっかりと正しいことが伝わっていくように心掛けることに加えて、もう一人一人が発信者になれるわけですから、今、私もSNSの運用などしておりますし、農水省も…
この発言のページ