深刻な懸念どころか、私、違反だと思うんですね。これ、WTOは国際的な条約です。条約と国内法のいわゆるこの順位というのは、各国によって少し違いますけれども、アメリカにおいても少なくとも国際法と国内法というのは同列、そしてやはりこれが整合しなければならないということ。
そして、このWTO協定というのは元々ガット協定ですから、もう一九四七年にできています。ということは、今説明いただいた二つの国内法、これは後からできていますので、これらが元々あった条約に違反するようなことを作るというのは、やはりこれ、アメリカの判例の中でも避けなければならないと言われておりますので、こういった観点からも、国内法があるからやっていいんだというのは、やっぱりこれ国際社会が許していけば、どこの国もやってしまいますよ。気に入らないから、国内法で後追いでしっかりと自国の利益を守るためにやっていこうとなりますから。やはり私は、日本国としてまさに国際社会をリードして、こういった問題についてしっかりと毅然と対応すべき、懸念ではなくて違反だということでしっかり毅然と対応いただきたいと思います。
石破総理は、WTO提訴についての可能性は決して否定しないと四月十四日の衆議院予算委員会において答弁しておりますけれども、まさにこういった提訴も含めて準備を進めていく必要があるんじゃないんでしょうか。提訴すべきではないでしょうか。政務官、いかがでしょう。
94
松野明美(維新)
分かりました。
これで終わります。ありがとうございました。
この発言のページ
95
舟山康江(国民)
国民民主党の舟山康江でございます。
今日は、まず初めに、アメリカ・トランプ政権による関税引上げ措置についてお伺いいたします。
自動車や自動車部品、鉄鋼、アルミ製品等に対する二五%の追加関税、そして全ての国から輸入される全ての品目への最低一〇%の追加関税、いわゆる相互関税をというトランプ政権の主張は、いわゆるアメリカ国内の国内法、通商拡大法二百三十二条とか、国際緊急経済権限法が根拠ということを聞いております。
一方で、国際貿易ルールを定めるWTO協定は最恵国待遇原則を規定しており、国別の差別を禁止しております。また、加盟国が特定の産品について関税の上…
この発言のページ
96林林誠外務省大臣官房審議官
お答えいたします。
米国による一連の関税措置でございますけれども、今委員から御指摘がありましたように、通商拡大法第二百三十二条、また相互関税については国際緊急経済権限法に基づいて発動されているものと承知しておりますけれども、一連の関税措置について、我が国としては、WTO協定との整合性に深刻な懸念を有しているということでございます。
具体的に言いますと、WTO協定で約束しています各品目の税率を超える税率の関税を課すものでございまして、ガット、いわゆるガットの第二条との整合性に深刻な懸念があるということでございます。
これらの措置につきましては、アメリ…
この発言のページ
- (上の発言)
97
舟山康江(国民)
深刻な懸念どころか、私、違反だと思うんですね。これ、WTOは国際的な条約です。条約と国内法のいわゆるこの順位というのは、各国によって少し違いますけれども、アメリカにおいても少なくとも国際法と国内法というのは同列、そしてやはりこれが整合しなければならないということ。
そして、このWTO協定というのは元々ガット協定ですから、もう一九四七年にできています。ということは、今説明いただいた二つの国内法、これは後からできていますので、これらが元々あった条約に違反するようなことを作るというのは、やはりこれ、アメリカの判例の中でも避けなければならないと言われておりますので、こういった観点からも、国内法があるからやっていいんだというのは、やっぱりこれ国際社会が許していけば、どこの国もやってしまいますよ。気に入らないから、国内法で後追いでしっかりと自国の利益を守るためにやっていこうとなりますから。やはり私は、日本国としてまさに国際社会をリードして、こういった問題についてしっかりと毅然と対応すべき、懸念ではなくて違反だということでしっかり毅然と対応いただきたいと思います。
石破総理は、WTO提訴についての可能性は決して否定しないと四月十四日の衆議院予算委員会において答弁しておりますけれども、まさにこういった提訴も含めて準備を進めていく必要があるんじゃないんでしょうか。提訴すべきではないでしょうか。政務官、いかがでしょう。
98
英利アルフィヤ(自民)外務大臣政務官
舟山委員、ありがとうございます。お答えいたします。
今後の対応につきまして具体的な検討状況を現時点でつまびらかにすることは差し控えますけれども、何が日本の国益に資するのか、あらゆる選択肢の中で何が最も効果的なのかを考えながら取り組んでまいりたいと思います。
ありがとうございます。
この発言のページ
99
舟山康江(国民)
何が国益かという以上に、私、やっぱり国際的な枠組みをしっかりみんなで守っていこうということを発信するべきだと思うんです。先ほど言ったように、国内法と条約、これ全部条約を覆すような国内法をどんどん作ってしまえば、国際社会なんか成り立ちませんよ。
そういったことを、まあなかなかアメリカには物が言いにくいような雰囲気がありますけれども、でも、ここはしっかりやっていかないと、実際にほかの国、EUとかカナダなんかはやっぱりしっかりと、毅然と対応していると思います。EUにおきましては、五月になってから提訴をするという準備をしていると思うんですね。そういう中で、日本…
この発言のページ
100
英利アルフィヤ(自民)外務大臣政務官
舟山委員、ありがとうございます。
日米間の協議につきましては、まず日米間では、双方が率直かつ建設的な姿勢で協議に臨み、可能な限り早期に合意し、首脳間で発表できるよう目指すことで一致しております。我が国としましては、これまでの日米協議の結果も踏まえつつ、引き続き政府一丸となって最優先かつ全力で取り組んでまいります。
ありがとうございます。
この発言のページ