れいわ新選組を代表し、独立行政法人男女共同参画機構法案及び同整備法案について、反対の立場から討論を行います。
世界経済フォーラムが発表している二〇二五年版のジェンダーギャップ指数は、調査対象の百四十八か国のうち百十八位で、これは前年と同じ順位であり、G7では最下位であります。なお、世界経済フォーラムからは、我が国の男女間の格差是正の進捗は遅く、今のままのペースでいけば、男女の完全な平等の実現には百二十三年掛かるとの試算も公表されています。
このように、深刻な状況にあるというのが我が国の客観的な状況であり、男女共同参画に関する政策や取組は期待された効果を上げていないと評価せざるを得ません。
我が国において男女共同参画を進めるための施策や、現在のNWEC、そして全国の男女共同参画センターの機能や体制を強化することは重要であると思われ、今回の法案で各地の男女共同参画センターを法的に位置付け、新たに設けようとする男女共同参画機構との連携やそのネットワークとの強化を目指すという方向性にも異論はありません。
しかしながら、政府提出の法案によってNWECや男女共同参画センターの機能や体制の強化が実現するかどうかについては強い疑問を感じます。老朽化した宿泊棟、研修棟、体育施設等の施設を撤去し、それらの事業から撤退するとの方向性が示されている中で、これまでそれらの維持費や修繕費に掛かっていた年間数億円に上る国の予算は一体どうなるんでしょうか。NWECや男女共同参画センターの機能や体制の強化を本気で実現するというのであれば、施設の撤去や事業の撤退で浮いた予算をそのまま男女共同参画予算に活用できるように、法案提出前に内閣府が財務省と交渉して確約を取り付けるぐらいの気概を見せてもらいたいものです。
しかしながら、そうした予算の確保は不透明であり、今後努力していくというのが現実であり、機能強化などということは絵に描いた餅になりかねません。加えて、文部科学省所管の独法が内閣府所管の独法になることで、天下りポストが維持されるか、もしかしたら増えるだけの改革に終わるといったことすら危惧いたします。
以上の理由から、れいわ新選組は、独立行政法人男女共同参画機構法案及び同法整備法案のいずれにも反対、また、日本維新の会提出の修正案には賛同する部分もあるものの、完全に賛同しかねるため反対であることを申し述べ、討論といたします。
143
和田政宗(自民)
これより両案及び修正案について討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
この発言のページ
144
片山大介(維新)
日本維新の会の片山大介です。
会派を代表し、政府提出の独立行政法人男女共同参画機構法案及び同整備法案に反対、日本維新の会提出の独立行政法人男女共同参画機構法案に対する修正案に賛成の立場から討論を行います。
日本維新の会は、男女共同参画社会の形成は非常に重要で、実現すべき政策課題の一つと考えています。男女共同参画社会の実現は、日本の潜在能力を高め、地域を、地方を活性化し、ひいては持続的な経済成長を実現するためにも必要なことです。
そうした点を前提としつつも、政府提出の両法律案に反対する三つの理由を述べます。
第一に、独立行政法人国立女性教育会館、N…
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井上哲士(共産)
日本共産党を代表し、独立行政法人男女共同参画機構法案及び関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。
法案は、女性教育の振興を通じた男女共同参画社会の形成の促進を目的とする国立女性教育会館を廃止し、内閣府所管の男女共同参画機構を設立するものです。その際、現在の国立女性教育会館、NWECの宿泊棟、研修棟、体育施設等を撤去します。また、これまで地方自治体が条例等で設置してきた男女共同参画センターについて、その体制確保を努力義務として法定します。
NWECの教育研修事業の目的は、女性のエンパワーメントにあります。NWECで宿泊研修を受けた男女共同参…
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- (上の発言)
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大島九州男(れいわ)
れいわ新選組を代表し、独立行政法人男女共同参画機構法案及び同整備法案について、反対の立場から討論を行います。
世界経済フォーラムが発表している二〇二五年版のジェンダーギャップ指数は、調査対象の百四十八か国のうち百十八位で、これは前年と同じ順位であり、G7では最下位であります。なお、世界経済フォーラムからは、我が国の男女間の格差是正の進捗は遅く、今のままのペースでいけば、男女の完全な平等の実現には百二十三年掛かるとの試算も公表されています。
このように、深刻な状況にあるというのが我が国の客観的な状況であり、男女共同参画に関する政策や取組は期待された効果を上げていないと評価せざるを得ません。
我が国において男女共同参画を進めるための施策や、現在のNWEC、そして全国の男女共同参画センターの機能や体制を強化することは重要であると思われ、今回の法案で各地の男女共同参画センターを法的に位置付け、新たに設けようとする男女共同参画機構との連携やそのネットワークとの強化を目指すという方向性にも異論はありません。
しかしながら、政府提出の法案によってNWECや男女共同参画センターの機能や体制の強化が実現するかどうかについては強い疑問を感じます。老朽化した宿泊棟、研修棟、体育施設等の施設を撤去し、それらの事業から撤退するとの方向性が示されている中で、これまでそれらの維持費や修繕費に掛かっていた年間数億円に上る国の予算は一体どうなるんでしょうか。NWECや男女共同参画センターの機能や体制の強化を本気で実現するというのであれば、施設の撤去や事業の撤退で浮いた予算をそのまま男女共同参画予算に活用できるように、法案提出前に内閣府が財務省と交渉して確約を取り付けるぐらいの気概を見せてもらいたいものです。
しかしながら、そうした予算の確保は不透明であり、今後努力していくというのが現実であり、機能強化などということは絵に描いた餅になりかねません。加えて、文部科学省所管の独法が内閣府所管の独法になることで、天下りポストが維持されるか、もしかしたら増えるだけの改革に終わるといったことすら危惧いたします。
以上の理由から、れいわ新選組は、独立行政法人男女共同参画機構法案及び同法整備法案のいずれにも反対、また、日本維新の会提出の修正案には賛同する部分もあるものの、完全に賛同しかねるため反対であることを申し述べ、討論といたします。
147
和田政宗(自民)
他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
これより採決に入ります。
独立行政法人男女共同参画機構法案について採決を行います。
まず、片山君提出の修正案の採決を行います。
本修正案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
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148
和田政宗(自民)
少数と認めます。よって、片山君提出の修正案は否決されました。
それでは、次に原案全部の採決を行います。
本案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
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149
和田政宗(自民)
多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、独立行政法人男女共同参画機構法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について採決を行います。
本案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
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