上山隆大政策研究大学院大学客員教授

2025年6月3日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 109 発言)

先ほど参考人、別の参考人の方から出てきた例えば防災・減災という領域に関して、私もCSTIの常勤議員として、例えばSIPとかBRIDGEとか様々な資金を動かして、そのテーマについても取りかかっていました。これは、それだけでも数百億のお金を、僅か、私の目から見ると小さいと思いますが、動かして、そういういろんなプロジェクトについて動かしていました。

一方で、学術会議は、学協会を通して様々な人的なネットワークはありますけれども、その人たちをみんな動かして、ある特定のテーマに関して研究を行うだけの財務的な基盤はありません。もし真摯に国民が求めるような新たな学術の知見を展開したいと思うならば、それは、それをよしとする研究者が集まり、外部資金、これはすなわち政府からのお金ですが、政府からの資金を取り、これに関して我々の答えを出しますという提言を出すべきだと思います。それによって、例えば一つのプロジェクトごとに数十億のお金が付いていく可能性がある。それは、チームをつくり、文字どおり学協会の人々を集めたような見解を出していくことになると思います。それが果たして学術会議そのものの独立性を奪うことになるかというと、私はそれはそんなことはないと思います。

なぜかと言えば、独立性を持った研究者が集まり、それぞれの知見を発揮し、そして彼らの信念に基づいて正しい方向性の見地を、専門知を展開していくということが学術会議そのものの独立性を奪うことには私はならないと思うし、むしろそのような活動の拡大が学術会議の独立性という意識を高め、社会における認知度を高め、さらに、次々と学術会議の活動をサポートするような資金的援助が生まれ、そして我が国のアカデミーを発展させていく方法だと信じています。

前後のやりとり

49の発言を見る

57の発言を見る