村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

ありがとうございます。

AI人材だけではなくて、AIの利用人材におけるダイバーシティーというところでございますけれども、これは、私からの個人的な意見としては、やはり業務で今AIを使うということと、あと、普通の市民生活でAIを使うということ、両方今進んでいます。

正直、ちょっと、私は日本の企業におりますけれども、企業よりも皆さん生活で使われている方が進んでいるというところになります。そうなると、生活者としては、実は女性と男性は余り差分なく、あるいはいろいろなものに興味を持つという観点では、もしかしたら女性の方が積極的に使っている可能性もあるなと思います。済みません、手元にそういう分析のがございませんけれども。ただ、やはりそれがどんどんどんどん加速していくと、どんどん、企業生活で使っていった人が市民生活でも使っていくという流れが、普通は技術はその順番で来ることも多くございますので、様々なその社会での、企業での経験というものを持ち帰って家庭で広げていく。

今、若い世代というのは、共働きの方も増えてまいりましたし、そこまで男女差というのが広がらないようにするため、なので、AIに対する利用者を直接というよりは、二つあると思うのは、まずは、女性の社会進出というものを継続的にするということが女性の利用者としてのリテラシーを上げていくということ。

もう一つは、やはり最後に言わせていただきました、AIの正しい理解というものを皆さんに広めていただきたいということです。私は保険会社にも勤めておりますけれども、保険の役割というのは、リスクを理解して、例えば車を運転するときに事故に遭ったらこのぐらい被害があるということを理解して保険で備えておくことで運転というものを怖くなくできるということなんですけれども、AIの安全性も同じでございまして、どういうことにリスクがあるのか、例えばAIの言うことは全部が正しくないであるとか、間違うこともあるので自分できちんとチェックしなきゃいけないとか、そういったことをしっかり理解するとAIを使うことに対する障壁はどんどん減ってくるというふうに思っています。

こういった啓蒙活動を、教育という観点では学生のうちから、あるいはその市民生活、あるいは中高年の方々にもしっかりと広めていくということが大事かなと思っております。

以上でございます。

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