酒井啓亘早稲田大学法学学術院教授

2025年5月8日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 119 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 140 発言)

ありがとうございます。

そうですね、私個人の意見としては、この法案の目的というのは、あくまでも我が国の特に重要インフラの保護という観点から、公の秩序なり、あるいは国の安全というものを確保していくという、そのための手段としてこの法律が作られるんだろうというふうに思っています。

したがって、その限りで、外内、内外、あるいは外外といったようなものが対象になるんだという、そういう説明だったと思いますし、今の御質問でいうと、それ、内内も入れてもいいんじゃないだろうかという、しかし、そういう話にはなっていないという、そういう御質問だったと思うんですけれども、私自身は、それは内内がなくても今申し上げた法案の目的というのは十分達成できるというふうに理解してこの法案が作られているんだろうというふうに思ってはいます。

ただ、一つ申し上げるのは、今申し上げたように、あくまでもこの法案というのは国の安全なり公の秩序の維持ということが重要なポイントだろうと思いますので、実は、国際法の観点から見ると、それは国だけの、一国だけの問題ではなくて、サイバー空間というのは国境を越えて広がっている、そういった問題ですので、国際社会全体の問題として実は考える視点も持っていただきたいなというふうには思っています。

それが直接、内内とか、そういうふうにつながるかどうかはちょっと分かりませんけれども、こういうサイバーセキュリティーというのは決して一国で完結するものではないのだという視点は是非持っていただきたいなというふうには思っています。

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