酒井庸行 (自由民主党)

2025年4月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 31 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 62 発言)

時間のちょっと配分からいくと、一つ飛ばします。

次は、これも大臣にお聞きをするということにした方がいいかなというふうに思いますけれども、独立機関でありますサイバー通信情報監理委員会についてでありますけれども、これもちょっとお尋ねを大臣よりも参考人にしたいというふうに思いましたけれども、大臣にお聞きする質問として先に行きます。

この委員会は、審査や検査を通じて行政機関における法令遵守を確保して、制度の信頼性を確保していくという役割を担うわけですよね。この委員会自体の信頼性はどう確保されるのかという視点からお尋ねをしたいというふうに思います。大変重要な委員会だというふうに思います。

委員会はそれ自体も行政機関であって、またその委員長と委員は国会同意も経て慎重に選ばれるということですから、そのような委員会が信頼のある組織になるということは本来は当然のことだというふうに思います。しかしながら、実際に信頼される組織になるということは簡単ではないんですよね、なかなか。

例えば、この法案は基幹インフラなどの重要電子計算機のサイバーセキュリティーを守るためのものですから、委員会は検査の対象になる行政機関から通信情報を集めて取得することができるということが法案に明記をされております。その委員会に集められた通信情報が委員会から漏えいするようなことが起こってしまえば、委員会の信頼性が著しく低下をして存在意義が問われるということになりかねないということになります。

そして、サイバーセキュリティーの確保の問題については、法律を一応守っているから万全だということは言い切れない場合もあるというふうに思います。委員会の実際の取組が行われることになるのではないかというふうに、問われることになるということではないかというふうに考えます。

そして、この委員会が実際に信頼に足る組織になっていくかどうかという点は、委員会の審査や検査が円滑に行われるかどうか、そしてこの法律の運用がきちんと回っていくかという点も重要なのではないかというふうに思います。

例えば、新しく設置された委員会は、政府に法令遵守をさせるという意味で、違反を見付けたかどうかが外から見た場合の評価の基準であるかのように考えるかもしれない。でも、もし委員会がそのような姿勢でいると、検査を受ける行政機関の側も、適正な運用を委員会とともにつくり上げるのじゃないか、じゃないかではなくて、つくり上げるのではなく、違反との指摘を受けないようにごまかしたり、なるべく最小限の対応で済ませようということになったりしかねない、しかねないということも考えられるというふうに思います。

こうなってしまうと、いかに強力な権限を委員会が持っていたとしても、検査を受ける行政機関の方から積極的に見直しして改善していこうという取組にはならないということになってしまうんじゃないかなというふうに思います。つまり、委員会は、検査対象となる行政機関と一定の緊張関係を保ちつつも、同時に信頼される存在となることが是非とも必要ではないのかということではないんでしょうか。

もちろん、繰り返しになりますけれども、委員会の独立性が大変に重要であることは言うまでもないことですけれども、委員会の業務の具体的な方法、業務の具体的な方法については委員会の独自の判断に任せるべきだとは思います。ですが、そうは言っても、この法律の趣旨を踏まえると、委員会が信頼に足る組織になることが特に重要だという基本的な考え方はこの国会の場で明らかにしておく必要があるというふうに思います。

こうした点を踏まえて、委員会の信頼性を確保していくための考え方の方法について、大臣から御説明をいただければと思います。

前後のやりとり

27の発言を見る

35の発言を見る