今回の林野火災については、平成以降の国内最大規模であったので現場が混乱するのは仕方がないとはいえ、やはりこの緊援隊として出動した消防隊員から聞いたところ、火災鎮火に向けた明確な戦術、戦略が必ずしも示されておらず、その場対応的な活動であったとの声もありました。参考までに、ここで皆さんに現場から聞いた声を事例としてお伝えさせていただきます。
まず、現場活動について。規模が大き過ぎて指揮隊が状況を把握し切れていない、鎮火に向けた活動というよりも住宅へ延焼させないことが最優先の活動であった、風が強く消火しても再燃する状況であった、木の芯まで燃えているとなかなか消火できない、斜面での消火活動のため背中を後ろから支えて押してもらいながら放水していた。
次に、資機材についてです。ジェットシューター、これは水の入ったリュックからピストンによって放水する資機材になっていますが、これで、これ動画で見ていただけば皆さん分かるんですが、消火してもすぐに再燃をする、ホースを使用した放水でなければ消火できない、六十五ミリホースを長距離延長するため、約六キロあるそうです、身体的に負担が大きい、タンク車を何度も往復させて放水した、でも、このタンク車も千から二千リットルというところなので少なかったというところです。
こういった現場の実情から、三つの要望を受けています。一つは、大規模林野火災の戦術や対応計画を、海外の林野火災の対応策等を調査、参考としながら策定すべきではないか。二つ目として、水槽車、一万リットル積水を全国から集めて対応させるなど、緊援隊の枠組みにとらわれない的確な応援部隊の編成を検討してほしい。三つ目として、大型組立て式防火水槽を使用し、効率的な消火体制を構築する必要があるのではないか。
私が聞いたのはこの三点の要望ではありますが、消防庁として、現場の消防職員からヒアリングを行い、今後の林野火災に向けた対処の検討をお願いできますか。
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村上誠一郎(自民)総務大臣
委員おっしゃるとおり、災害が激甚化、頻発化する中で、消防の果たす役割はますます増大しております。
総務省消防庁としましては、消防本部規模の拡大等により現場への手厚い人員配置などの消防力の強化を図る消防の広域化や、指令センターの共同運用を始めとする連携協力を推進することにより常備消防の体制強化を進めているところでございます。
また、市町村の消防力の整備目標を示すために整備指針を定めております。市町村は、この指針に基づき必要な施設及び人員を定め、計画的な整備を行っております。
各市町村において、厳しい財政状況等により大幅な職員の増加を図ることはなかなか…
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岸真紀子(立憲)
徐々にではありますが、その充足率というのが上がってきている状況にはありますが、残念ながら微増というような状況にあります。特に、今回の林野火災を踏まえると、やはり地方だからといって消防職員の数がこのままでいいのかどうかも含めて、今後も見直しが必要なのではないかという問題意識を持っています。引き続き、少なくとも充足率を一〇〇%に近づけられるように、消防庁としても御支援をお願いいたします。
県内消防応援協定により、県内の消防本部への応援、出動要請というのは比較的ハードルが低く要請しやすい傾向にありますが、緊急消防援助隊の要請はハードルが高く、応援要請の判断は…
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29田田辺康彦消防庁次長
緊急消防援助隊の出動に当たっては、基本的に、被災都道府県知事の応援要請に基づいて、消防庁長官から応援部隊に出動を要請することになります。しかしながら、被災自治体や被災消防本部において、緊急消防援助隊を要請すべきか否か判断に迷い、結果として応援要請が遅れるという可能性も想定しておかなければならないと考えております。
そのため、消防庁といたしましては、被災都道府県、市町村、被災地の消防本部等と連絡を密にし、被害の規模が大きいと思われる場合にはちゅうちょなく緊急消防援助隊の要請を行ってほしい旨助言するとともに、都道府県内の中心的な消防本部である代表消防機関に…
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- (上の発言)
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岸真紀子(立憲)
今回の林野火災については、平成以降の国内最大規模であったので現場が混乱するのは仕方がないとはいえ、やはりこの緊援隊として出動した消防隊員から聞いたところ、火災鎮火に向けた明確な戦術、戦略が必ずしも示されておらず、その場対応的な活動であったとの声もありました。参考までに、ここで皆さんに現場から聞いた声を事例としてお伝えさせていただきます。
まず、現場活動について。規模が大き過ぎて指揮隊が状況を把握し切れていない、鎮火に向けた活動というよりも住宅へ延焼させないことが最優先の活動であった、風が強く消火しても再燃する状況であった、木の芯まで燃えているとなかなか消火できない、斜面での消火活動のため背中を後ろから支えて押してもらいながら放水していた。
次に、資機材についてです。ジェットシューター、これは水の入ったリュックからピストンによって放水する資機材になっていますが、これで、これ動画で見ていただけば皆さん分かるんですが、消火してもすぐに再燃をする、ホースを使用した放水でなければ消火できない、六十五ミリホースを長距離延長するため、約六キロあるそうです、身体的に負担が大きい、タンク車を何度も往復させて放水した、でも、このタンク車も千から二千リットルというところなので少なかったというところです。
こういった現場の実情から、三つの要望を受けています。一つは、大規模林野火災の戦術や対応計画を、海外の林野火災の対応策等を調査、参考としながら策定すべきではないか。二つ目として、水槽車、一万リットル積水を全国から集めて対応させるなど、緊援隊の枠組みにとらわれない的確な応援部隊の編成を検討してほしい。三つ目として、大型組立て式防火水槽を使用し、効率的な消火体制を構築する必要があるのではないか。
私が聞いたのはこの三点の要望ではありますが、消防庁として、現場の消防職員からヒアリングを行い、今後の林野火災に向けた対処の検討をお願いできますか。
31田田辺康彦消防庁次長
災害対応を振り返り、その教訓を今後の対応につなげることは大変重要です。
今回は、林野火災という災害の態様を踏まえ、工夫しながら災害対応に当たりました。緊急消防援助隊の出動に当たっては、消防ポンプ車中心の編成とすること、水利確保のため、大型水槽車や海水を利用できる特殊車両、いわゆるスーパーポンパーを出動させること等を消防庁から要請しています。
また、現場の消火活動においては、緊急消防援助隊の指揮支援部隊を中心に活動を統率し、担当エリアを明確にして部隊配置したこと、市街地延焼を防ぐという共通認識の下、二十四時間体制で活動できるようローテーションを組んだこ…
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岸真紀子(立憲)
ありがとうございます。
引き続き、是非、現場の声を拾い上げて、そして今後の対策に生かしていただきたいというところです。
それとあわせて、やっぱり山火事の啓発活動というのを全体的に知らしめていくことが重要だと考えています。本州では二月から三月がやっぱりこの乾燥期ですが、北海道でいうとこれから四月とか五月が乾燥期になってくるので、やはり気を付けていかなきゃいけないということを改めて全体としても周知していくことが必要です。
次の質問ですが、今回は規模も大きく、乾燥していたということもあり、土の中であったり木の中心部など、なかなか鎮火に至らないということも…
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33田田辺康彦消防庁次長
災害対応に当たる隊員の活動環境を整備することは非常に重要なことと考えています。
令和六年能登半島地震でも厳寒期の過酷な活動だったことを踏まえ、隊員の意見を聞きながら、冷暖房機能付きの高機能エアテントや簡易トイレ等の資機材配備を進めるなど、環境整備に努めるところです。
また、令和七年度より、仮眠、更衣用のテント等、応援派遣時に男女それぞれの宿営環境を確保するために必要な資機材の整備に要する経費について、新たに地方交付税措置を講ずることとされたところです。
今般の林野火災では、住家等への延焼を防ぐため、二十四時間体制で地上からの消火活動を実施しました。…
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