基礎的な知識ができたところでこれから議論させていただきたいんですが、今までの議論でお分かりのように、その関税の税収における重要性というのは減ったと。要は、国内産業を守るためが関税だという話なんですが、まず前置きとして、関税と為替というのは全くの代替であるということをちょっと確認しておきたいんですよね。
例えば、一ドルのアメリカ産を日本に輸入した場合、一ドル七十円、二〇一二年のように一ドル七十円であれば、これ七十円になってしまいますから、例えば九十円の国内産は負けちゃうわけですよ。だから、二〇パー、三〇%ぐらいの関税を掛けるというのは分かるわけですね。要するに、関税でその為替で負けている分を補完するという意味は分かるわけです。
ところが、一ドル七十円、二〇一二年のあの一ドル七十円から今みたいに百五十円になってくると、これ、一ドル九十円の国内品というのは競争勝っちゃうわけですよね。なぜならば、アメリカ産一ドル、昔は、七十円時代は、一ドル七十円時代は七十円だけど、今は百四十円、百五十円で輸入するわけですから、九十円の国産品は勝っちゃうと。こうなると、関税は必要なくなるわけです。そういう意味で、為替と関税とは代替であるという前提でちょっと質問をさせていただきたいんですが。
今まで、牛肉とかその他、いいんですけれども、その二〇〇九年から二〇一四年代、円高でした。思うに、いろんな、きっと円高で大変な産業があるということで、いろんな援助をした産業、業界ってあると思うんですよね。
例えば、分かりませんけれども、ひょっとすると、関税を引き上げるとか、何かそういった補助金を渡すとか、一ドル七十円、九十円で日本国産のものを作っている人たち大変だ、為替で負けないように援助をしよう、援助を逆に、円高だからということで増やした物品ってあると思うんですけど、それがあるかどうかをちょっとお聞き願えればと思います。
36高高村泰夫財務省関税局長
御質問のありました各年度における日本の関税収入額及びそれが国税収入に占める割合につきましては、一九六〇年度は約一千百億円で約六%、一九七〇年度は約四千七百八十億円で約六%、二〇〇〇年度は約八千七百六十億円で約二%、二〇二〇年度は約八千百九十億円で約一%でございます。
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37藤藤巻健史(維新)
となりますと、やはり六%から一%へ下がったということで、最初に大臣のおっしゃったように、税収に占める重要さというのはかなり減退したということであって、主たる目的は日本の産業を守るというところにあるのかというふうに思います。
次に、また関税局長にお聞きしますけれども、現在最も高い関税を課している輸入品は何か、二番目、三番目は何かをお聞きできればというふうに思います。
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38高高村泰夫財務省関税局長
関税率には、輸入貨物の価格を課税標準とする従価税と数量を課税標準とする従量税がございます。従価税のみが課されている品目のうち、関税率の上位三つを挙げさせていただきます。
まず一番目が牛の頬肉及び頭肉、二番目が冷蔵、冷凍の牛肉調製品、失礼しました、一番目が牛の頬肉及び頭肉と冷蔵、冷凍の牛肉調製品、これが五〇%で第一位でございます。第二位が、パイナップルの調製品が四六・八%でございます。第三位、冷蔵、冷凍していない牛肉調製品が四五%となっております。
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- (上の発言)
39藤藤巻健史(維新)
基礎的な知識ができたところでこれから議論させていただきたいんですが、今までの議論でお分かりのように、その関税の税収における重要性というのは減ったと。要は、国内産業を守るためが関税だという話なんですが、まず前置きとして、関税と為替というのは全くの代替であるということをちょっと確認しておきたいんですよね。
例えば、一ドルのアメリカ産を日本に輸入した場合、一ドル七十円、二〇一二年のように一ドル七十円であれば、これ七十円になってしまいますから、例えば九十円の国内産は負けちゃうわけですよ。だから、二〇パー、三〇%ぐらいの関税を掛けるというのは分かるわけですね。要するに、関税でその為替で負けている分を補完するという意味は分かるわけです。
ところが、一ドル七十円、二〇一二年のあの一ドル七十円から今みたいに百五十円になってくると、これ、一ドル九十円の国内品というのは競争勝っちゃうわけですよね。なぜならば、アメリカ産一ドル、昔は、七十円時代は、一ドル七十円時代は七十円だけど、今は百四十円、百五十円で輸入するわけですから、九十円の国産品は勝っちゃうと。こうなると、関税は必要なくなるわけです。そういう意味で、為替と関税とは代替であるという前提でちょっと質問をさせていただきたいんですが。
今まで、牛肉とかその他、いいんですけれども、その二〇〇九年から二〇一四年代、円高でした。思うに、いろんな、きっと円高で大変な産業があるということで、いろんな援助をした産業、業界ってあると思うんですよね。
例えば、分かりませんけれども、ひょっとすると、関税を引き上げるとか、何かそういった補助金を渡すとか、一ドル七十円、九十円で日本国産のものを作っている人たち大変だ、為替で負けないように援助をしよう、援助を逆に、円高だからということで増やした物品ってあると思うんですけど、それがあるかどうかをちょっとお聞き願えればと思います。
40高高村泰夫財務省関税局長
先ほど私から御答弁申し上げた牛の頬肉及び頭肉等の品目でございますが、これらにつきましては、二〇〇九年から二〇一四年の間に関税率を引き上げる改正は実施しておりません。
また、補助金等について申し上げると、農林水産省において、これらの物品が国内で生産している農家等に対して補助が行われており、例えば牛肉につきましては、牛の頬肉や牛肉調製品といった品目に限らず、肉用牛生産者の経営の安定を図るための対策等が行われていると承知しております。
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41藤藤巻健史(維新)
となると、この一ドル七十円から百四十円に進んだ昨今、日本の同じような産業においては競争力はかなり増したわけですよ。少なくとも、為替で円安が、二倍の円安が進んだということは、一ドル七十円の輸入品が一ドル百四十円になったわけですから、かなり競争力増したわけですよね。
それだったら、普通でしたらば関税を下げるとかしてもおかしくない、その産業守るという意味ではね。だって、物すごく関税でもうかるようになっちゃったわけですから、もうかるじゃないや、競争力増したわけですから、手厚い、物すごく手厚い補助をちょっとした手厚い補助ぐらいに下げてもいいと思うんですけど、下が…
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42高高村泰夫財務省関税局長
暫定税率につきましては、中には三十年、四十年と税率が続いているものもございます。それは事実でございます。
他方、我々といたしましては、暫定税率は、国内産業保護と消費者等の利益確保を図る観点から、その時々の国内産業や国際交渉の状況、国際市況等を踏まえて、暫定税率を引き続き設定する政策上の必要性があるのかどうか、現行の暫定税率の水準は適正なのかといった点について常に見直しを行う必要があるという考え方に基づきまして、適用期限を定めて設定しているところでございます。
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