小宮敦史国税庁次長

2025年3月25日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 247 発言)

お答え申し上げます。

国税庁といたしましては、限りある事務量を有効活用して、職員の能力の向上に努めつつ、調査の重点化を進めているところでございます。その中で、AIの活用は、調査先の選定を行う際に、均質的に的確かつ効率的な選定を可能とするものであり、調査担当者の調査能力を補う役割を果たすものであると考えております。

所得税の税務調査について具体的に申し上げますと、申告・決算情報のほか、資料情報や過去の調査実績の傾向などをAIに学習させまして、申告漏れの可能性が高い納税者を予測するモデルというものを構築しております。調査担当者がモデルの分析結果と独自に収集した資料情報等を併せて検討することによりまして、深度ある調査を実施することが可能となっていると考えております。

このように、AIの活用は調査選定時における補完的な役割を果たすものでございますので、現在のところ、その調査担当者の調査能力の低下に必ずしもつながるものではないと考えております。

引き続き、これ、AIを適切に活用することが重要と考えておりますので、そういう形で課税徴収事務の効率化、高度化に取り組むのとともに、限りある事務量を有効活用して、適正、公平な課税の実現に努めてまいりたいと考えております。

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